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【取材File】まるでリゾートホテル!あなたはどのお部屋を選ぶ!?単独型短期入所事業所 『Peace Color』/横須賀

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目次

ホテルを思わせるような厳選されたインテリアに温かみのある館内、アロハシャツを着て迎えてくれる職員さん。
そう、まさしくここはリゾート!!

障害を持っていても好きな色がある、好きなものだっていろいろある!

それを当たり前に表現できるような障害福祉を…そして、皆さんの将来に繋がっていく施設を横須賀でつくっていけたら…。

今回は、そんな願いのこもった単独型短期入所事業所『Peace Color(ピースカラー)』を取材させていただきました。

短期入所(ショートステイ)とは…
家族の病気などにより一時的に保護が必要になった障害児者に対し、障害者支援施設などに短期入所させ、入浴、排泄または食事の介護などを行うサービスです。

『Peace Color』を運営するのは、就労継続支援B型施設『清光園』、障害者支援施設『清光ホーム』、放課後等デイサービス『希望のひかり』などを展開する清光会さん。今回はその清光園の施設長である松田さんと清光園 秋津事業部長に施設内をご案内いただきました。


▲(左から順に)sukasuka-ippo代表・五本木愛、Peace Color支配人・内堀さん、清光園施設長・松田さん、清光園事業部長・秋津さん

まるでホテル!単独型短期入所事業所『Peace Color(ピースカラー)』


▲『Peace Color』入り口では、かわいいオリジナルマットがお出迎え。

インターホンを押して、3階が『Peace Color』になります。


▲玄関ホール。

『Peace Color』の名前にマッチしたカラフルな差し色が映える白を基調とした清潔感のある玄関。こちらで靴を脱ぎ、スリッパに履き替え、エレベーターで3階に向かいます。

どの部屋にするか迷っちゃう!それぞれに違った雰囲気のお部屋が15室

厳選されたインテリアや家具!壁紙や照明にもご注目

それぞれお部屋にはコンセプトがあり、15部屋全てが違った雰囲気となっています。

インテリアや家具は清光園の松田施設長、清光会の秋津事業部長、そしてPeace Colorの職員さんが実際にお店に何度も足を運んで選んだものばかり。どのお部屋も、ホテルのような洗練された空間になっています!

[Room A]おもちゃ箱をイメージしたお部屋。天蓋にワクワクします!

[Room B]ピンクのお花に緑が映えたとってもガーリーなお部屋!

[Room C]オレンジ色が暖かい雰囲気のお部屋

[Room D]アイアンフレームのベッドにレンガ調の壁紙、まるで外国の一室!?

[Room E]ピンクが差し色のクラシックモダンな空間

[Room J]壁紙とベッドや照明の木のぬくもりがマッチした北欧スタイル

[Room K]今にも波の音が聞こえてきそうな雰囲気たっぷりのアジアンルーム

[Room L]ピンクのファブリックに草花の壁紙が可愛らしいお部屋

[Room M]ブラウンのストライプにイエローが印象的な明るいお部屋


▲照明にご注目!電球色が苦手という方のために昼光色の照明もご用意。どのお部屋にでも電球の付け替えはできます。

車椅子対応のお部屋にも『Peace Color』ならではの細やかな配慮

[Room H&I]目線の先に青空が広がる車椅子対応のお部屋


▲上を向いて寝ることが多い方のためにも、天井には真っ青な青空が描かれています。

ベッドは11センチの高さまで下げることができ、この高さなら柵を使わなくても備え付けのマットを敷いて置けば、寝返りをうってごろんとなってしまっても安心。


▲このように車椅子に合わせて高さを調節することも可能です。

車椅子から移乗する時介助者が腰を痛めてしまわないようになど、利用者さんのニーズに合わせた対応が可能になっています。

廊下からの音をカット!ノイズキャンセリングルーム

『Room FGN/ O』の4室はノイズキャンセリング(騒音除去)ルームになっていて、廊下からの人の声や足音などをカット。

音に敏感な利用者さんでも、ストレスフリーで過ごせる環境になっています。その秘密はドアと厚いボードの壁にあります。

こちらのドアにご注目ください!

一見、素敵な木のドアに見えますが、実は…


どちらも全く同じものなんです!こちらのドアに木目調のカッティングシートを貼って冷たいスチール製のドアから温かみのある木目のドアに変身させて、居室に採用しています。

[Room F]爽やかなミントをイメージした明るい空間(ノイズキャンセリングルーム)

[Room G]高級マットレスで寝心地にもこだわったもりもりルーム(ノイズキャンセリングルーム)


▲静かな森に囲まれ、ゆっくりとした時間が流れていきます。

こちらのお部屋のベッドは、高級ホテルや百貨店などでも扱われているシモンズのマットレスになっています。

[Room N]大人ミルキーをコンセプトに昼光色の照明(ノイズキャンセリングルーム)


▲明るさの中にカラフルなファブリックが際立ちます!

[Room O]やっぱり畳という方に嬉しい和のおもてなしに心も和みます。(ノイズキャンセリングルーム)


▲ベッドが苦手な方にもおくつろぎいただける和モダン仕様。

オシャレなだけじゃない!!機能性抜群の快適空間

全室にエアコン、テレビが付いています。

お部屋でiPadやYouTubeなどを楽しめるインターネット対応ルーム


▲Room I〜Oはインターネット環境も整備。LANケーブルが差せるようになっていて、貸出または持参したWiFiルーターで、お部屋でiPadやYouTubeなどを楽しむこともできます。

「自宅でやっている当たり前をここでもできるように!」というPeace Colorの心配りです。

オプションで机&椅子もご用意!


▲お部屋でぬり絵など楽しみたい利用者さんには、オプションで机もご用意します。

壁には着替え用のハンガーと防災ずきん


▲各部屋の壁には着替えをかけることのできるハンガー、上履き入れ、災害時用に防災頭巾があります。

全室に常夜灯完備


▲真っ暗が苦手…という利用者さんのために、全室常夜灯が付いています。

プライベートな時間も大切…音で反応するナースコールでそっと見守ります。

「プライベート空間を大事にしたい」そんな気遣いから…Peace  Colorでは音で反応するナースコールを全室に取り入れています!

ボタンを押すことができない利用者さんもいますが、いざという時でもこれなら安心。

感度も調整できるので、日中は低めに設定しプライベート空間を楽しんでいただき、夜間は感度を高めに設定し、わずかな物音でも異変をキャッチできるようにして、プライバシーを確保しながらの見守りを可能にしています。


▲ナースコールはこちらの事務室につながっているので、音をキャッチした職員が居室の利用者さんとスピーカーを通じて話すことができます。

お部屋を開けて欲しくないという利用者さんには、こちらから「ごはんですよー!」など、アナウンスをすることもできます!


▲お部屋に鍵をかけたい、という方のための貸し出し用ルームキー。

清潔感あふれるランチルーム、イメージはレストラン♪

赤と白の椅子が並んだランチルームは光あふれる空間。たくさんのこだわりがつまっています!

遠慮してなかなか外食に行けない…。だったらこんな場所があってもいいじゃない!こちらはファミリーレストランをイメージコンセプトとしたランチルームになっています。


▲取材に伺った日は、月に一度のスタッフミーティングの日でした。


▲こちらの椅子は実際にファミリーレストランなどで使用されている家具メーカー・オリバー製のもの。

てんかん発作がある利用者さんを想定して肘付きと肘なしの椅子があります。収納付きソファベンチタイプの椅子もあります。


▲一見陶器に見えるカラフルな食器はメラミン素材。

熱消毒もできて、割れません。ピンクや黄色のお皿もありますし、配膳トレーではなくこのようにランチョンマットを使い、お家のような雰囲気でお食事を楽しんでいただきます。


▲献立表は廊下のホワイトボードに掲示されています。

肉、魚、ごはん…というように、わかりやすいマグネット式アイコンになっています。献立は敷地内にある『清光ホーム』の方で作ったものを、こちらに運んできて配膳しています。

ホテルに来たら・・・やっぱりお風呂♪バスタイムだって楽しまなきゃ!!


▲おなじみ『ゆ』マークの付いたのれんで、気分は温泉旅行!

スヌーズレンで心安らぐひと時を…

スヌーズレンとは…
スヌーズレン (Snoezelen) とは、1970年代にオランダで重度の知的障害者のための余暇活動として始まったもので、「視覚」「聴覚」「触覚」「嗅覚」「味覚」の五感を刺激しながら行われます。現在は薄暗い部屋で音や光や触覚などを刺激する道具を用いて様々な感覚から心地よい刺激を受けたり、光や音楽などでリラックスする方法が一般的となっています。


▲広々とした洗い場。一般家庭など通常のユニットバスの規格よりも大きなものになっています。


▲そしてこの素敵な空間を演出しているのがスヌーズレンです。その他、iPadなどをつないで音楽を聴くこともできます。

車椅子でも安心。お湯に浸かってのんびりしましょう・・・

車椅子対応のお風呂。こちら3つの入り方ができるものになっています!

  • 車椅子のままの入浴
  • 少しアシスタントをしての入浴
  • 普通のお風呂としても利用可能

奥のモニターには車椅子の連結確認、温度、湯量、入浴時間などが表示されます。

浴槽内に移動するためには浴槽のサイドを折りたたむので湯量が半分になってしまいますが、タンクにお湯をためておくことによって、すぐにお湯を足すことができるので湯冷めの心配もありません。

耐荷重100キロまでなので、大人の方でも安心して利用できます。


▲ということで、sukasuka-ippo代表・五本木愛も体験させていただきました!

こちらの車椅子を利用すると、視線の位置があまり変わらないので座っている方も怖くありません。

このままスライドさせ浴槽に連結→下降→入浴になります。足などの挟み込みがないかを確認するために一度止まる安心設計。


▲車椅子のまま入ることのできる脱衣所。車椅子の方が利用しやすい高さの脱衣台が用意されています。


▲ランドリールーム。シーツなどは清光園・洗濯科へ。


▲汚物専用の洗い場。汚れたものは、こちらで一度下洗いをしてから洗濯に出すのがルール。


▲こちらの洗面台は左と右はお湯が出るものになっていますが、真ん中だけは車椅子の方も使いやすいように洗面台下の給湯器がないものになっています。

トイレにも様々な工夫が取り入れられています!


▲トイレマークもオシャレなシルエットで表示。センスが光ります。


▲男性用・女性用それぞれにウォシュレット付き


▲ウォシュレットがお家にない、あるいはウォシュレットが苦手という利用者さんのためにウォシュレットなしのトイレもあります。

そしてこのトイレ後ろのタンクの蓋ですが、ロックが付いていて開かない仕様になっています!


▲こちらは車椅子用トイレ。広々使うことができます。


▲こちらにも、もちろんウォシュレットなしのタイプもご用意。


▲Peace Colorの全トイレには、お掃除口がついています。

万が一、異物を流してしまった場合でも、ここである程度の詰まりを取り除くことができます。

安心設計!最新式のエレベーター


▲1階から3階のPeace Colorまで乗降できるエレベーター。
車椅子仕様になっているのでミラーが付いています。

それだけではなく…


▲あっ!秋津さん、危ない!!足挟まれちゃいますよ!

みなさん…ご安心を!このエレベーター足や手が誤って挟まれない設計になっているんです。

この他、利用者さんの安全に考慮して、エレベーターはパスワード式になっています。

爽やかな風を楽しめる屋上広場!


▲開放感のある広々とした屋上広場。

春には山桜や藤の花が楽しめます。県道からも離れているので、ボール遊びのボールが飛び出してしまっても安心。

屋上への扉も電子施錠になっていて、火災報知器が押された時のみ自動で開くようになっています。

館内には職員さんの気持ちのこもった手作りや工夫がいっぱい!

優しさに包まれた館内には、職員さんの手作りが溢れています


▲こちら下足入れ。ファイルの挟むところを利用して作られたもので、利用者さんのお名前プレートをここに取り付けることができます。


▲玄関ホールマット。ステンシル好きな職員さんの手作りです!この他にも職員さんこだわりのマットが施設内にいっぱい!


▲見ると押したくなってしまう非常ベルにもひと工夫。上に絵を飾り、必要なときだけ額をめくって非常ベルを押せるように工夫しています。


▲各お部屋に飾ってあるこの素敵なアート…


▲ラミネート加工がしてあり、このように簡単に貼って剥がせるので、付け替えることができます。

お部屋でゆっくり過ごすのもよし、ホッケーで汗を流すのもよし!

ゲームコーナーがあり、空いた時間はこちらで過ごすこともできます。


▲ホッケーを楽しむsukasuka-ippoメンバー。卓球台を利用して作ったこちらのホッケー台も職員さんの手作りです!


▲もちろん卓球台として使うこともできます!


▲ミニカーのコースも!


▲ここにも職員さんの遊び心が♪サハラ砂漠、人食いザメの海・・・あなたのミニカーは無事に走りきることはできるか!?


▲各種DVDもご用意!お部屋でゆっくり鑑賞できます。


▲雑誌や本の貸し出しコーナーもあります!


▲こちらは利用者さんが滞在中に作ったものを飾るシェルフ!

ホワイトボードの裏側で殺風景だった場所を、「楽しい空間に!」という職員さんの声からこんな素敵な作品コーナーが生まれました!


▲様々な作品が飾られています。

ピースカラーの中枢!!情報の共有、管理はしっかりと


▲事務室を囲むようにお部屋が並んでいます。


▲ホワイトボードには利用者さんの顔写真が貼ってあり、こちらを使って職員間で予定を共有しています。

  • どこから来るのか
  • 移動支援を使って来られるのか
  • 帰りの行き先
  • 机とDVDは必要か…

など、アセスメントで得た利用者さんの情報を確認しています。


▲利用者さんの薬を管理するBOX。

誤薬をしないように利用者さんごとに貼っています。
『あげた人と違う人が中身を捨てる』『済んだら済みマークをする』という間違えないための工夫がされています。


▲こちらは館内廊下の見守りカメラ。


▲こちらは書類棚。利用者さんの個人ファイルも用意してあります。


▲「収納に場所を取られたくない」空いた空間を利用して収納棚が取り付けてあります。


▲職員の方々の意識の高さが窺えます。

【TALK】また来たい!泊まりたい!!『Peace Color』はそんな場所に!


▲『Peace Color』への思いをお話してくださった清光園・施設長松田さん(写真)と秋津さん。

横須賀初の単独型の短期入所事業所!その思いは・・・

松田さん 横須賀で初めての単独型の短期入所が、この『Peace Color』なんです。それまでもわたしたち清光会では、もともと入所施設『清光ホーム』を運営していて、その中で併設型の短期入所をやっていました。でも、親御さんの都合などで短期間入所をされる方は、元々いらっしゃる方のお部屋に居候のような形で短期入所を利用するというスタイル。

お部屋の中で複数人が一緒に過ごすことになるわけで、そういう状況を見ていて「これは単独を作らないといけないな!」と思い、この『Peace Color』を作ったんです。

どういう場所にしていこうかと考えた時に、やはり皆さんの将来に続くものなので、施設という感じのものは避けようと!その思いをスタッフ間で共有し、とことん案を絞って、吟味して、造ったのがこちらです。

でも、これで100%だとは思っていなくて、まだまだだと思います。もっともっと素晴らしいものを作らなくちゃ!という思いがあります。

併設型事業所・・・
施設入所支援、グループホーム・ケアホーム等の夜間のサービスと一体的な運営を行う形態

単独型事業所・・・
①生活介護、就労継続支援B型等の通所サービス事業所に併設して行う形態
②併設サービスの無い形態(一軒家を利用した形態)

実は配置の基準が厳しく人員の確保も難しい単独型

秋津さん 例えば、入所施設は夜勤の時間帯などは20人の利用者さんに対しスタッフが1人ということもありますが、単独型だと6人の利用者さんに対しスタッフが1名という基準があります。

それは寝ている間も同じ配置基準なので、満床(15人利用)だと職員は3人いないといけないんですよね。実際問題として、夜勤の人員確保が難しくて、利用者さんの数を制限する日もあります。

ルールとして、「添い寝のサービスはしない」ということでご理解いただいているので、1人で寝るというのがいちばんの壁になるのかもしれません。

当たり前に表現できるような障害福祉を横須賀でつくっていけたら

松田さん 今はお母さん方もすごくお洒落で素敵で、可愛いものに敏感だと思うんですが、障害福祉の世界もそれが当たり前になってもらいたいなという願いがあります。障害を持っていても、おひとりおひとりに好きな色があるだろうし、好きなものもいろいろあると思うんです。それを当たり前に表現できるような障害福祉を横須賀でつくっていけたらいいなって思っています。

施設運営を考えるときにも、こういう装飾的な部分まで当たり前に整備していこうというスタイルで、うちは今後もいきたいと思っています。


▲スタッフミーティングの様子。みなさん真剣に話し合われています。この密なミーティングから『Peace Color』の工夫が生まれています。


▲こちらこの日の議案書。

【TALK】清光園・事業部長秋津さんにお話を伺いました

色々な障害、色々な色があったっていいじゃない!

秋津さん 多くの人の中にある『施設』のイメージって無機質なものなんです。実際にそうなんですが…(笑)「施設だから仕方がない」にはなりたくなかったことから、無限とも言われる『色』をColorに込めました。でも、その反面『Color』は差別的意味を持つことでも知られていることから、私たちがこれからの時代で改めて『平和』を創り上げていこうという想いを『Peace』に託し、『Peace Color』という名称は誕生しました。

障害福祉の施設ならではのオーダー多数。工事の定例会議にも出席

秋津さん 施設長の松田と自分は、週に1度の工事の人との定例会議にも出席して、細かい部分まで話し合いました。

例えば、工事会社の人に任せると、通常は電気のコンセントって手の届く位置に付けますよね。でも、利用者さんが触ってしまうと危ないので上のほうに付けて欲しい。テレビのアンテナ線だって、普通はあんな位置には置かないと思うんですが、壁掛けテレビにして、アンテナを後ろに隠したいからと要望し、あらかじめ壁に補強材を入れておいてもらったり、工事の打ち合わせ段階からしっかり議論を重ねてきました。

業者に入ってもらうと、どうしても費用面は高くなってしまうんですが、唯一、レイアウトを依頼したのはランチルーム。オリバーさんにデザインからレイアウトまでお願いしましたが、他の部分は自分たちでやりました。

行かされるんじゃなくて、自分で行きたいと思ってもらえる施設を目指していますが、残念ながら、やっぱり施設は施設なんです。けれども、施設っぽくない施設でありたい、というところはあるんですね。

綺麗なものは壊したくない!?させない工夫

秋津さん 今年(2017年)でこの『Peace Color』も3年目に入りましたが、設備を大きく壊されることもなく、きれいに使ってもらっています。

建てた当初は、「こんなの作ってもどうせ壊されるんだよ!」って福祉関係者の方に言われていたんですが、させない工夫というか、剥がれかけている壁紙は、剥がしたくなっちゃうものですが、やっぱり綺麗なところは綺麗に使ってくれるんですよね。それは障害を持たれている子どもも大人も一緒なのかなぁと思います。

正直、ここまで綺麗に保てるとは思っていませんでしたが、やっぱり使っていると劣化もするし、傷んでくる。でも、ここの職員さんが定期的にワックスかけてくれたりしている、そういう日々の積み重ねにもよるんだと思います。

職員さんは保護者世代!子育ての工夫や意見が詰まっています!

秋津さん 清光会の中でも、日中フル稼働しているB型やホームと比べて、『Peace Color』は日中、利用者さんがいない時間帯があるので、特にゆっくり話し合える環境があります。アットホームでガチャガチャしてるけど、あーでもないこーでもないって、やっぱりスタッフ同士が意見を言い合える環境が工夫を生んでいるんだと思います。

放課後等デイサービス『希望のひかり』にも『Peace Color』にも『ほっこりノート』というのがあって、「こういう事でこの業者さんがこうでほっこりしたよ」というのを共有したり、感動した出来事があったりするとそこに書いて、みんなでその感動を共有しています。

また、時代に合わせていいものは吸収しようという意識も常に持つようにしています。支援でiPadを使ったりしますが、こういうものをご本人も親御さんもご家庭で使う時代になっている。時代に合わせて、親御さんのニーズや学校の考えを汲みながら、うちとして連携ができることをやっていけたらいいなと思っています。もちろん災害時に停電したら使えないということも考えて、頼りすぎないように意識はしていますが…。

常に進化、常に挑戦!今ではバス停の冠に!

秋津さん 福祉施設って割と山奥にあることが多いんですが、ここが今、県道に面して造られている背景には清光会の先代の理事長や今の理事長の野望があるんです。

最初は細い道があって掘っ建て小屋があって、ここがあってという感じだったんだけれども、土地を売ってもらえてやっと県道に面した場所に施設を構えることができ、今や『北武清光園前』というようにバス停の冠にもなっています。

みなさんの生活の身近な場所に、われわれのような障害福祉の施設が根付いていくことの意義を今後、きちんと発信できるように、そんな施設を目指していければと思います。

単独型短期入所事業所『Peace Color』の基本情報

〒238-0313
神奈川県横須賀市武1-2074-2

TEL/ 046-884-8886
FAX/ 046-884-8887

利用の流れ

  1. 短期入所の受給者証を市役所にて申請
  2. 相談員と相談して、市役所のケースワーカーと相談して支給日数を出してもらう
    (短期入所は1泊2日の場合、支給日は2日使うことになります。月に1泊2日を2回利用する場合の必要な支給日は4日となります。)
  3. 最初はご飯だけの日中一時支援でお預かりして、次にお風呂だけの日中一時支援。不安な方がいたらそのお風呂とご飯両方やってもらうなど、お互いに安心してステップを踏んでから、「泊まってみよう!」と短期入所でお預かりします。

詳しくはご相談ください。

ご利用中のご案内

入退所時間
入所時間/ 16:00-18:00
退所時間/08:00-10:00

朝食/ 07:15-08:00
昼食/12:00-13:00
夕食/18:00-19:00
おやつ/ 土日祝 15:00
入浴時間/16:00-21:00
消灯時間/22:00

テレビ・DVDプレイヤー
テレビ 各居室にあるものをご自由にご利用ください。
DVDプレイヤー 希望者のみ接続いたします。

インターネット
Room I〜Oに有線LANをご用意しております。機器はご自身でお持ちください。

sukasuka-ippo代表・五本木愛の視点

今回取材させていただいた『Peace Color』さんは、横須賀初の単独短期入所事業です。

それだけでも、十分新しい試みですが、その上、旅行で泊まるホテルのように細部まで心配りや配慮がいきわたる、何度も泊まりに行きたくなるような素敵な施設です。

この『Peace Color』さんは清光会の皆さんの「想い」を形にされたものだと伺い、とても心を打たれました。

「預けられる」という気持ちに本人がならないように、また保護者の方が「預けなければならない」と後ろ髪を引かれないように、ご本人が「また来たい!楽しい!」と旅行のように思って欲しい。そんな「想い」がたくさん散りばめられていました。

本来はご本人が短期で泊まる施設だとわかっていますが、思わず「親子で泊まりに来てみたい!」と口から出てしまうくらい素敵であたたかい雰囲気の『Peace Color』さんでした。

そして毎回、快く取材等のご協力をいただける清光会さんに感謝致します。

・・・

以前取材させていただきました記事も併せてご覧ください!

▼就労継続支援B型施設『清光園』

▼放課後等デイサービス『希望のひかり』

▼『元気パンconeru/コネルハウス』

・・・

2017.06.14
取材/ 五本木愛・misa・ゆかねこ・うさぎのめろん
写真・加工/ゆっぴー・ゆかねこ・うさぎのめろん
テープ起こし/reiko・yoko・kayoko・ゆっぴー・misa
文・構成/うさぎのめろん
編集/taeskhima satoko

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