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【取材File】喧嘩も大事な経験、子どもは子どもらしく!障害児の受け入れはチャレンジの連続!?岩波幼稚園

投稿日:2016-09-24 更新日:

目次

横須賀市にあるたくさんの幼稚園。その中で「障害児の通える幼稚園は?」「うちの子、預かってもらえるかな?」「これまで障害児受け入れ実績は?」「どんな雰囲気かしら?」「先生たちの思いは?」などなど、あれもこれも知りたいけれど、情報を集めるのはなかなか大変。

そこで、『sukasuka-ippo(すかすかいっぽ)』が横須賀市内で障害児を受け入れている幼稚園をシリーズでご紹介していきます。

前回の『横須賀市立諏訪幼稚園』に続くシリーズ第2弾は鴨居にある『岩波幼稚園』。代表・五本木愛の末娘・アンジェルマン症候群のうららちゃんもこちらに通っています。

園生活を見学した[part.1]と園に全面的にご協力いただき、先生と保護者を交えて障害児の受け入れについて語り合うspecial座談会をまとめた[part.2]という、盛りだくさんの2部構成でお届けします!

[part.1]岩波幼稚園ってこんなとこ!うーたんの園生活

今回お邪魔させていただいた日はあいにくの雨…。

岩波幼稚園

普段は園庭でたくさん体を動かして遊んでいる子どもたちも、この日は室内あそびで少しトーンダウンしているのかなと思いながら門を入ると、子どもたちの元気な声が!?

教室・お友だち関係なし‼︎1階でも2階でもとにかく好きな所で好きなあそび

玄関を入ると、元気な子どもたちの声が一段と大きく響いてきました。

「今は自由あそびの時間なんですよ」と園長の岩波啓之先生に案内してもらいながら、うららちゃんがいる2階のさくらぐみの教室へ。

中に入ると同い年のお友だちがブロックで遊んでいますが、あれ?うららちゃんがいない!?
聞くと、うららちゃんは1階で遊んでいるとのこと。

好きなところで自由に過ごせる、そんな岩波幼稚園の雰囲気が印象的でした。

最初の活動は、おじいちゃん・おばあちゃんへ出すハガキに絵を描く。熱中するうららちゃんを見守る先生方

自由あそびの時間が終わり、副担任の先生と一緒に教室に戻ってきたうららちゃん。

今日の活動は『おじいちゃん・おばあちゃんへハガキを出そう!』担任の先生の言葉がけで、うららちゃんも早速、お絵かきスタート。

岩波幼稚園
▲まず、おどうぐばこにペンを取りに行き、席に座る。先生からの説明にしっかり耳を傾け「うんうん」と頷き、好きな色のペンで書き始めました。

岩波幼稚園
▲途中、教室を覗きに来た園長の啓之先生にも「しぇんしぇ(せんせい)」と呼びかけ、書いてるよ〜とアピールしていました。
その間も先生がしっかりうーたんに付き「うーたん、じょうず‼︎きれいないろだね〜」と、自由に思うがまま表現できるような言葉がけをしていました。

・・・

そろそろお片づけの時間ということで、先生が「うーたん、できた?せんせいとおなまえかこうか?」と声をかけるものの、首を横に振ってまだやるアピールをするうららちゃん。

先生は無理にやめさせたりせず、「じゃあ、できたらもってきてね」とうららちゃんが納得いくまでできるように言葉がけをしていました。

うららちゃんはみんながお片づけしている間、ペンで手をたくさん汚しながら一生懸命描きあげ、最後は先生と一緒に名前を書いてハガキを完成させていました‼︎

朝のお集まりでお友だちと一緒に朝の歌

岩波幼稚園
▲お友だちと一緒に座り、朝のお歌が始まりました。いつもやっていることなので、うららちゃんもニコニコしながら身振り手振りで行っていました。

お店屋さんごっこでお花屋さん

朝のお集まり後は、お店屋さんごっこの品物作り。うららちゃんはお花屋さんです。ペンを取りに行き、材料をもらい、お花作りの始まり!

岩波幼稚園
▲副担任の先生と一緒に、紙皿をチョキチョキ。

ハサミを使う時は先生が近くで見守りますが、基本的にはうららちゃんがなるべく自分でできるように最小限の手助けのみをしているようでした。

また、お友だちが自分と違うことをしていると、気になってそっちに手を出そうとするうららちゃん。そんなとき、副担任の先生が「うーたん、これきったらね〜。あっ、しろいおはなより、いろがあるときれいだね〜」などと、さりげなく自分の作業に意識を戻せるように声掛けをしていたのが印象的でした。

岩波幼稚園
▲ハガキに絵が描けたよ!

岩波幼稚園
▲帰りのしたくも先生は声を掛けるだけ!

岩波幼稚園
▲隣のクラスには肢体不自由のお友だちがいます。先生にお話を伺うと、やはり自分のことはなるべく自分でできるようにお手伝いは最小限にしているとのことでした。

岩波幼稚園
▲お友だちとも自然に交流、楽しそう!

 

[園長・岩波啓之先生のお話]基本は見守り。喧嘩だって経験してもらいたい

園の様子を見学した後に、園長先生にお話を伺いました。言葉の節々に、普段の子育てに通ずるヒントがたくさん!

自主性を引き出すには、指示より見守り!喧嘩だって、危険でない限り止めません

岩波幼稚園では、お勉強というより、遊びを通して学ぶというのが基本。先生が教え込むのではなく、子どもの「やりたい!こうしたい!」という気持ちを引き出すことを大切にしています。そのために、先生から指示することはなるべく少なくして、子ども同士で考え、解決できるように、まずは見守りを心がけています。

だから時には子ども同士、手が出ることもあります。でも、そういう経験だって、今だったらしてもいいと思うんです。叩かれたら痛かったとか、いじわる言ったら口をきいてくれなくなったとか、逆に友だちに言われたらすごく嫌な思いをしたとか、そういうことをたくさん経験してもらいたい。

危険ではない範囲で見守って、最終的には子ども同士で解決していく方法をそれぞれ見つけて欲しいと思っています。

苦手なことに目が行きがち。でもちょっと待って!

それから、誰にだって「できること・できないこと」ってありますよね。幼児期は特に、『できること・得意なこと』にスポットをあててあげたい。

子ども同士を比較してしまうと、どうしてもそれぞれの苦手なところに目が行きがちです。「この子、これが苦手だからこれを直さなきゃ」とか…。

でも、そうではなく、得意なこと・いいこと・上手なこと・できること…そういうところに注目して、それを伸ばしてあげる。そうすると、子どもっていうのは不思議なもので全体が伸びるんです!

子ども時代を子どもらしく過ごせば、大人らしい大人に育つ

うるさくても落ち着きがなくても、子どもってそういうもの。

変に縮こまって行儀がよくて、というよりも、ちょっとはっちゃけたぐらいの子がいいなと思います。

子ども時代を思う存分楽しんで、子どもらしく生きて、バカみたいな空想の話をしたりとか…、そういうことを大切にしたいと思っています。失敗もたくさんして、生きる力を培って欲しいなって。

だからこそ幼稚園では、おうちじゃできないダイナミックな遊びをたくさんします!

[part.2]special座談会/先生もお母さんも障害児の受け入れについてみんなで話そう!

岩波幼稚園では水曜日が午前保育、子どもたちの降園後に座談会形式での取材にご協力いただきました!

岩波幼稚園

参加してくれたのは岩波幼稚園の園長である岩波啓之先生をはじめ、麗ちゃんが在籍するさくら組の担任の先生、うららちゃんをサポートする副担任の先生、そしてこの岩波幼稚園に通うお子さんのお母さんたち。色々な視点から、障害児が通う園の様子を聞くことができました。

障害児受け入れのきっかけは昭和50年

現園長の岩波啓之先生が園長に就任する前にも自閉症のお子さんを預かったことがありましたし、現園長になって最初に知的な遅れのあるお子さんを預かることになったときも、それほど躊躇なく「なんとかなるだろう」という気持ちだったと、当時を振り返る啓之先生。

その後、ぽつぽつと支援が必要なお子さんを園で受け入れてきましたが、実は入園後にそれがわかるケースが多いのだそうです。

・・・

啓之先生(園長) 入園前に障害があることがわかっている場合には、かなり細かく面談をしています。その時に特にお聞きするのは、

・なぜこの幼稚園を選んだのか
・どんなことを望んでお子さんを預けるか
・園の対応としてどういうことを期待するか

こういったことを事前にちゃんと質問して、園としてできること、できないことをはっきり保護者の方に伝えます。そして納得してもらったうえで来てもらう、ということを大切にしています。

ただ、これは受け入れを断るための面談ではありません。どのような支援を望むのか、そしてどのような支援が適切なのかを知るための面談。だから、今まで話し合いをして、一致しなかったケースはありません!(地理的な問題を除いて)

園の職員全員がお子さんの情報を共有するために

啓之先生(園長) 岩波幼稚園では、お子さんのできることや課題をふまえて『個別指導計画』を作成しています。

専門家が作るようないわゆる支援計画というところまではいきませんが、岩波幼稚園としてその子に対して『何ができるか』をまとめた計画です。作成時期は、入園して少し経った頃、だいたい夏休み前になりますが、2月には1年の振り返りをして、次の年に繋げていきます。

そして、それを担任や副担任の先生だけではなく、園の職員全員で共有し、誰もがお子さんを支援できるようにしています。

ズバリ!どのくらいの障害なら受け入れてもらえますか?その基準は?

啓之先生(園長) はっきり言って、基準はありません。ケースバイケースです。

園としては「なるべく受け入れたい」というのが基本的なスタンスですが、実際には誰でもというわけにはいきません。相談を受けた時に、設備の問題や障害の程度、その時の在園生の中に、他に配慮が必要なお子さんがいる場合はその状況も考えたり…、いろんなことを踏まえての判断が必要になるため、受け入れの基準は明確にできません。

実際の保育はチャレンジの連続

啓之先生(園長) 受け入れの基準はケースバイケースになってしまいますが、ただひとつ言えるのは

『自分のことは自分でできるようにしよう!という意思』、これは必要なのかもしれません。

実際の保育は試行錯誤の連続です。「こういう時はどうすれば?ここはこうした方がいい?」など、園側からその都度、保護者の方に伺いながら適切な対応を双方で確認することで、不透明さをなくすよう心掛けています。

手すりをつけるなど、物理的な配慮もできる範囲で対応します。

「大変ではないですか?」の質問に先生の目が点…

ゆかねこ(メンバー) 本日、取材させていただいた活動はハサミなどを使った制作でしたが、先生お2人で4つのテーブルを見守りながら、うららちゃんを自然にフォローされてるなと思っていました。

reiko(メンバー) なんか、それほど特別扱いをしている様子は感じなかったよね!

竹内先生(担任) 私たちも、うららちゃんを特別扱いはしたくないんです。今日みたいにハサミを使う場面は、うららちゃん自身の手もそうですし、周りにお友だちもたくさんいるので、誤って切ってしまわないように配慮が必要だったりしますが、それが大変だ大変だっていうことはありません。今日見ていただいたのが、いつもの保育の感じ。私も、最初はわからないことだらけで手探りだったんですが、だんだんうららちゃんのことがわかってくると、「今、こういう状態だから、近くにいた方がいいかな」とか、「今は友だち同士で上手に遊んでいるから見守っていよう」とか、適度な配慮ができるようになりました。

障害の有無は関係なし!子どもたちはお互いのことをよくわかっています

竹内先生(担任) 年長にもなると、子ども同士、お互いのことをよく理解していて、「うららちゃんってこういう子」とか、「○○くんてこういう子」とか、障害の有無にかかわらず、例えば「リレーだったらあの子が足早いから一番最後がいいんじゃないか」というような発言もよく聞かれるようになります。障害について理解しているわけではありませんが、うまく付き合える。みんながうららちゃんも含め、周りの友だちのことを理解して、日々過ごしているんだなぁと感じることが多いです。

ほとんどが大人の取り越し苦労!?気づいたらお友だちがフォロー

石井先生(副担任) 何か活動するときは、事前に想定できるパターンをいろいろとシミュレーションして、「うららちゃんがこうだったら見守ろう」とか「こういう状態になったら手助けをしよう」というように考えてはいるんですが、それはほとんどの場合、取り越し苦労になることが多いですね。実際の場面では、私が介入するよりも先に周りのお友だちがフォローに入ってくれていたりすることがあって、「すごいなぁ!」って思います。確かに安全面での配慮は必要だし、常に手を差し伸べられる距離にはいるんですが、周りの友だちで成り立ってることも多くあるんですよね。

子どもたちから「なんで?」「どうして?」の声はない

石井先生(副担任) 私の憶測ではありますが、「なんで?どうして?」という疑問は多くの場合、大人が勝手につくってるもので、それは私たち大人は「この子はこんな配慮が必要」「危ない場面では近くで見守ろう」とか、そういう支援の意識があるからなのかなと思います。だから、そういう視点を持たない子どもたちは、「家族の中に○○がいるのがあたり前」みたいな感覚で、「このクラスにはこういう子がいる」と当たり前に受け入れているのかなって。健常のお子さん同士でも「この子はどういう子だろう?」っていう探り合いや駆け引きがあるだろうし、そういうふうにして、年少、年中、年長に上がる過程でお互いの関係を築いていく。そう考えるとその辺りはたぶん、健常のお子さんも障害のあるお子さんも、何も変わらないんじゃないかなと思います。

竹内先生(担任) 困っている人がいたら助けてあげようっていう気持ちだけがあるだけですよね。

健常のお子さんを通わせているお母さん方にもお話を伺いました

大井さん(保護者) 幼稚園生って、そこまで考えてなくって、障害を持ってる子に対して「なんでそうなの?」っていうんじゃなくって、「できないことは僕が助けてあげてる!」という子が多いよね。やっぱり心配しすぎて神経質になりすぎてるのは、周りの大人なのかなって。うちも、うららちゃんの一つ下だけどよく遊んでるし、家でも普通に「うららちゃんが○○した!」とか言うし。そこに障害があるからっていう意識は全然ない。

reiko(メンバー) うちの息子はダウン症の小学1年生なんだけど、健常のお子さんの集団の中に入れることに対して、なんかね、すごい過剰に心配して、いじめられるんじゃないか、できないから馬鹿にされるんじゃないかって。でも、今話を聞いたら、こっちが気にしすぎてるんだなって気付いた!

川口さん(保護者) 小さい頃からずっと一緒だと、別になんでもないし、岩波さんのクラスがそのまま小学校にいって、そのまま大人になれば、何にも親が心配することなく、そのまま育っていくんじゃないかな。

飯田さん(保護者) 自分の子どもも、そういうふうに今のままの気持ちで大きくなって欲しいなって思う!

 

実際に併行通園をしている方の話をみんなで聞きました!

 【現在週1回通園・知的の遅れを伴う自閉症・れおんくんの場合】

普段は筑波大付属久里浜特別支援学校に行っています。

そこは同じ障害の子しかいないので、人と関わるのが苦手という自閉症の特性上、友だち同士のやりとりっていうのが少ないわけです。れおんの場合、先生とのやりとりが少しずつでき始めたのをきっかけに、岩波幼稚園に併行通園として通ってみることにしました。

▼子ども達に声をかけられる、という経験

今まで、先生に声をかけてもらうことはあっても、子ども同士で声を掛け合うっていうのはなかったんです。だから、ここでも最初のうちは、先生以外の人やお友だちから声を掛けられてもほとんど無視してたと思うんですけど、最近は手を振ってみたり、子ども同士のやりとりが見られるようになってきました。園からもらってきたお友だちの写真も興味をもって見てたりします。

▼朝の会で座っていられるように!

座っていられる、ってすごく大事だと思うんです。それができるようになったのは、やっぱり集団の中で周りを見て真似できる能力がついてきたからこそ。

▼普段はできないことも、不思議と適応!?

岩波幼稚園だと、朝、どんなに泣いていても「はい、行くよ~!」と先生が手を引いて連れて行ってくれるんです。幼稚園の玄関に着くころにはもう平気!

あとは、れおんは水たまりが苦手だったり砂で靴が汚れることが嫌だったりするんですけど、先生に「水たまりは飛べばいい」と教えてもらったり、砂も「ちょっとくらい平気平気!」みたいな。こういう普通の経験って大事だと思いました。

▼併行通園に踏み出せたのは、筑波の先生たちの後押しがあったから

一歩踏み出してみようかな、と思った時に筑波の先生に相談をしたら、「交流することはきっと意味がある」と後押ししてくれました。何度もミーティングをしてくれて、とてもお世話になったんです。自分だけの判断ではできなかったと思います。あとは、自分もこの岩波幼稚園の卒園生だったというところで、勇気が足されたのもあります。

【年少から少しずつ頻度を増やして現在週4日の通園・アンジェルマン症候群うららちゃんの場合】

▼幼稚園とのお付き合いは上の子の時から

うちは上の子の時から通っていて、生まれた子に障害があるとわかった時に、すぐ上の子の時にお世話になった前園長の文子先生と現園長の啓之先生に話を聞いてもらいました。私自身がうららの障害を受け入れた時に、うららの将来像を思い浮かべて「やっぱり地域で暮らさせてあげたい」と考ました。そして、それならば「うららのことを知ってる子をたくさん作らなきゃ」と思ったんです。それで障害児の先輩ママから、「地域で、同じように学べる期間は短いよ」と聞いたのがすごく印象に残っていて、その期間は、地域の集団で揉まれなきゃだめだ!と。

年少で入った時に、園に要望を聞いてもらいました。「年長になるまでにはこうしたいです」みたいな要望もきちんとお伝えしました。いろいろとわがままも聞いてもらって、本当にありがたいです。

▼子どもの能力は子どもから貰う!

先生たちの話にもありましたけど、うちなんてもう、9割、99パーセント、友だちとの関わりによって取得したことのほうが多い!わたしが家で何年も、絵カードとかを使って地道に、「こうでしょ!ああでしょ!」ってやってたのはなんだったんだ!ってくらい。知識としてはうららに入っているんだろうけど、トイレも食事も、座るということも親がひとりで教えるには限界がある。

ひまわり園で年少時に親子で通っていたときは、まだ基本的な集団生活はできませんでした。うららが席を立たないように、ずっと私が椅子に座っているうららの腰に後ろから手を回して押さえていました。それが、岩波幼稚園に通うようになって先生に聞いてみたら、「座れてますか?」「座ってますよ」「えっ?座ってるの!?」っていう(笑)。まあ、基本的にうららは、今も私がいると甘えちゃうからダメなんですけど。でも、それぞれのお子さんの特性にもよるんでしょうが、うららの場合は、お友だちから吸収する方が大きいのかなって感じます。療育はもちろんとても大事ですが、友だちを見て「わたしもやりたい!」とうらら自身が感じられる環境もプラスになってるんじゃないかなって。

座談会を終えて…

その他、話題は多岐にわたり…

▼岩波幼稚園の一大イベント、お泊り会。
▼親の方がドキドキ?でも園側はあっけらかん!
▼お友達の成長が、我が子のことのようにうれしい!(涙)
▼言葉がなくても子ども同士では会話が成り立っている!?エピソード
▼今は併行通園ができるからいいけれど、就学となると支援級か支援学校かを選ばないと!学校も併行して通うことができればいいのに!

など、時間を忘れてしまうほど、盛り上がりを見せた今回の座談会。

全体を通して感じたのは、話し合うことで先生はもちろん保護者みんなのおおらかで温かい思いをみんなで共有できる対話の重要性。

そして子どもの力って本当にすごい!

岩波幼稚園の基本情報

〒239-0813 横須賀市鴨居2-56-12
TEL/ 046-841-2188
FAX/ 046-842-8717
認可定員/ 200名(年長・年中・年少各2クラス)
教職員/ 16名
保育時間/ 平日9:00~14:10(水曜日は11:30まで)

給食はありません。園バス、お預かりあります。

岩波幼稚園からのお知らせ

2016.10.01(土)10:00~11:30
「教育方針について話す会」

※予約不要・対象は平成24年4月2日~平成26年4月1日生まれのお子さま

2016.10.19(水)14:30~15:30
「うんどうかいごっこ」
※要予約(お申し込みは046-841-2188)

日時を決めての公開保育は行っていませんが、いつでも歓迎いたします!

平成29年度の入園受付は2016年11月1日を予定しております。募集要項についてはお電話でお問い合わせください!

 

sukasuka-ippo代表・五本木愛の視点

我が家の子どもたちは全員、岩波幼稚園にお世話になりました。つまり、岩波幼稚園歴はかれこれ10年になりますので、私自身、岩波幼稚園の良さというのはわかりすぎるぐらい理解していたつもりでした。

でも、うららが入園し、園生活を送る中で、今までとは違った視点で幼稚園の良さに気づくことができました。
幼稚園児の年代というのはただでさえ想定外なことが起こりますが、その上、障害があるとなると何があるのか親でさえ予測がつきません。

実際にうららが通い始めたころはトラブルばかり、岩波幼稚園の柔軟な対応に助けられた場面は数えきれないほどです。
うららの日々の園生活はもちろん、他の保護者への対応、そして並行通園の場合の段階的な保育料の設定まで含めて、岩波幼稚園の全てに「良心的」であると感じます。

障害児を受け入れるのは、やはり大変なことだと思います。全ての幼稚園が可能という訳ではありません。
それぞれの障害によって、特性によって、必要な介助が違い、どんな対応が求められるのかが受け入れてみないとわからないというということもひとつの理由かもしれません。

しかし、岩波幼稚園のようにあらゆる事に対し当事者、保護者と相談し、対話を重ねながらその子に合った方法を模索していく姿勢があれば、多くの問題点を乗り越えていけるように感じます。

事実、我が家の娘・うららは知的の部分が重く、通常であれば並行通園も難しいと思われるほどでした。それでも園側と相談を重ねながら園生活を送ったことで、たくさんのお友だちや保護者から理解を得ることができ、毎日楽しい園生活を送ることができています。

このように幼稚園の情報を発信することで、障害児が幼稚園に通うためのヒントを少しずつ共有できる社会になればいいなと思います。

misaの感想メモ

とにかく子どもたちが伸びのびと元気です!

そして私が一番いいなぁと感じたのは、10時までの自由あそびの時間は、教室もお友だちも関係なくとにかく好きな場所で好きな遊びができるということ。

「子どもらしい子どもが理想」という園の方針がこういうところに繋がっていて、本当に文字通りの、これぞ自由あそびだなぁと感じました。異年齢のお友だちとの関わりって、ありそうで以外になかったりするので、とても良い時間だと思いました。

うららちゃんは年少さんの時にひまわり園の親子通園で一緒だったのですが、当時は着席しているのも難しく、すぐに立ち歩いてしまう。でも、今回、年長になったうららちゃんの幼稚園での様子を見て、本当に成長を感じました。

療育での積み重ねはもちろんですが、幼稚園の集団生活でお友だちからもらう良い刺激や先生方のあたたかいサポートもうららちゃんの成長には欠かせないものだったのかもしれないなとしみじみ思いました。

reikoの感想メモ

岩波幼稚園の園長先生をはじめ、保護者の方も障害児に対しての考え方はとても温かいものでした。
障害のある子どもを健常児の通う幼稚園に通わせることは親にとっては心配ばかりです。
私自身、ダウン症の息子の幼稚園とひまわり園の並行通園を悩みに悩んだ結果、幼稚園に通わせるのはやめることを選びました。

今日の座談会に参加して、こちらが思うほど、幼稚園の先生や子どもたち、保護者の方は、障害児を特別視はしていないと感じました。
決めるのは私たち障害児の親。障害やその子の特性をしっかり考えて子どもにとって併行通園がプラスになるのかどうかの見極めをすることは大前提ですが、大切なのはすべてを園に頼るのではなく、親が勇気を持つことなのかな、と思いました。

・・・

取材日/ 2016/09
取材/ 五本木愛・misa・ゆかねこ・reiko
座談会参加者/ 岩波啓之先生(園長)・竹内先生(担任)・石井先生(副担任)・井上さん(保護者)/れおんくん・大井さん(保護者)・川口さん(保護者)・飯田さん(保護者)・五本木愛/うららちゃん・reiko・ゆかねこ(進行役)
文/ misa・ゆかねこ
編集/ takeshima satoko

取材協力・情報監修/岩波幼稚園

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