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【ライフハック】どうする?幼稚園と療育の併行通園[軽度の知的障害を伴う自閉症の息子の場合/横須賀]

併行通園

幼稚園に通うようになると迷うのが、療育一本で行くかそれとも幼稚園と療育の併行通園にするか、もしくは幼稚園(保育園)一本で行くか…

うちの息子の場合も悩みました!

3年保育入園手続き直前に「軽度の知的障害を伴う自閉症」と診断

「軽度の知的障害を伴う自閉症」

3年保育で幼稚園へ入園させようと準備を進めていた矢先、そう診断されました。(その時の気持ちや思いなどは手記などでまたご紹介させていただきます。)

この時息子は3歳5ヵ月。入園金を支払わなければならない日まで、あと3日という時でした。

今考えると、どうするか決断が迫られるこの切羽詰まった状況が良かったのかもしれません。

私はとにかく息子がこれからどうしていけば良いかを一番に考え、年少での幼稚園入園は見送り、療育一本で行こうという決断をしました。もちろんパパも同じ意見でした。

年少は療育いっぽん、ひまわり園へ親子通園

ということで年少は、横須賀市療育相談センターのひまわり園へ週2回、親子通園。

ただ、身体も大きく体力もあったので、週2回の通園だけでは持たない!そう考えて、児童デイサービスを利用するか、普通に習い事をさせるか迷った結果、「1年後には併行通園ができるように!!」という目標があったので、療育に力を入れている児童デイサービスを探し、6月から見学開始、7月には希望に合った児童デイサービスを利用することができました。

このように年少時代は

  • 週2回…ひまわり園の親子通園
  • 週1回…児童デイサービス(空きがあれば声を掛けてもらい、もう1日追加で利用)

というかたちで過ごしてきました。

年中からひまわり園と普通の幼稚園との併行通園スタート

そして年中になって、いよいよひまわり園と普通の幼稚園との併行通園が始まりました。

まず私が幼稚園にお話ししたことは

  • とにかく何でも協力します。
  • 息子に関わることは良いことも悪いこともすべて教えてください。

ということ。

クラス懇談会で他の保護者の方に息子の障害について説明

それから息子は動きが激しいところもあったので、何かあってから『実はうちの子、障がいがあって…』と言うのも嫌だったので、クラス懇談会の時に他の保護者の方へお話ししました。

幼稚園側から「お話をしてください」と言われたわけではなく、これは完全に私個人の考えで、事前に担任の先生、主任の先生、そして保護者の皆さんに息子の障害について説明する機会が欲しい旨を伝えました。

幼稚園側からは、「話す内容については事前に教えてほしい」と言われました。そして、懇談会の終わりにお時間をいただき、皆さんにお話をしました。

私が保護者のみなさんにお話しした内容

  • 息子の診断名
  • 今年度からひまわり園との併行通園という形で幼稚園に通園すること
  • 現状の息子の状態
  • 嫌な思いをしたとか何かされたとか…どんなに小さなことでも息子に関わることは何でも、直接、もしくは先生を介して私に教えてください。
  • 保護者である私が園の活動に付き添うことが多いことについて、お子さんたちが「何で〇〇くんのママは毎日来てるのにうちのママは来ないの??」」などと質問をしてきた時はご家庭でお話ください。ひとつの例として「〇〇くんはみんなよりいろいろとゆっくりだから、ママがお手伝いに来てるんだよ」などとお話しいただけるとよいのかなとご提案しました。

特別に保護者の付き添いが必要だったケース

  • 徒歩登園だったので、朝登園してからしばらく付き添い。
  • 降園時も同様に少し早めに私が行き、一緒に並んで待つ。
  • 幼稚園の行事や園外の行事には一緒に参加。
  • 運動会や発表会など、動きを覚えるなどプレッシャーがかかると息子が不安定になるので、大きな行事で息子が不安な様子を見せているときは付き添うようにしていました。
  • 行事以外で何回か様子を見にいく。

付き添いについては、私から「付き添いが必要だと思うので参加してもいいですか?」と提案することもあったし、先生の方から「付き添いされてはいかがですか?」と提案してくださったりと、常に連携をとりながら進めることができました。

その結果、年中の終盤には、登園時や降園時の付き添いはほとんど必要なくなり、行事も2月に実施された最後の遠足は付き添いなしで参加することができました。

幼稚園とひまわり園の連携

幼稚園の様子や日常の困りごと、どうすれば良いのか迷う場合などは、やはり自閉症の子どもについての療育のノウハウを持つひまわり園の担任の先生にも常に相談し、直接、ひまわり園の担任の先生から幼稚園の担任の先生へお電話していただき、連携をとってもらえたことで私自身助けられ、また心強かったです。

年長になった今…

併行通園

年長になった現在は、クラス替えに伴い、担任の先生やお友だちも変わりました。環境の変化にもだいぶ混乱なく過ごせるようにはなってきてはいたものの、まだスタートしたばかりということで、登園時と降園時は今のところ(5月現在)は付き添っています。

行事に関しては、先生と相談しながらですが、できれば年長は付き添いなしでいければな…と思っています。さしあたって5月の園外保育には、付き添いなしで行けることになりました!

まとめ

心がけているのは、とにかく謙虚であること

私の場合は『とにかく協力しますので何かあればいつでも言ってください』という気持ちと姿勢を幼稚園側にお伝えしています。

やはり一筋縄ではいかない子を預けさせていただいているので、常に謙虚な姿勢を忘れずにいようと思っているからです。それでもどうしても付き添えない時もあるので、そういう時は「臨機応変に対応してくれるかな…」「この日はちょっと用があって…」とこちらの要望やその対応策についても話しやすい環境にするために、日頃から私が園のために協力できることは何でもしています。

併行通園によって成長できたこと

併行通園をして、息子はかなり成長しました。

ひまわり園では少人数で先生の配置も多く、子どもたちのフォローも手厚いので落ち着いてゆっくり過ごせます。

幼稚園は幼稚園で、必ず付き添っていてくれる先生もいない中、大きな集団に入って自分なりに考えて行動する力やお友だちとの関わり(まだ課題はありますが…)を持つことができます。

併行通園

▲お着替えも自分で!ボタンも自分で一生懸命はめています。

ひまわり園と幼稚園の両方の良い面がうまく合ったようで、環境の変化に敏感にそしてやや過剰に反応するところがあった息子も、そうしたことに起因するパニックがだいぶ緩和されたように思います。

まだまだ私自身も手探りで、息子の様子に注意しながら併行通園の日々を送っていますが、息子のことを一番分かっているのは母親である私なので、少しずつでも成長に繋がるようにこれからもいろいろ考えて、一緒に成長していけたらなと思っています。

2016.05

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misa

息子が自閉症 軽度の精神遅滞と診断されたのは3歳5ヵ月の頃、今は7歳、とても小学1年生には見えない身体つき!?子どもとカフェや雑貨屋さんが好きです。
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