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【ライフハック】歩くのが楽しくてしょうがない!低体重で生まれたハル7歳、不安定ながらも独歩を満喫、横須賀さんぽ


小さく小さく生まれたハルも、元気に育ち気がついたら小学1年生。

リハビリや療育、お友だちとの関わり合いを経て、ちょっとずつ、でも確実に成長してきたハル。

難しかった歩行もようやく、ふらふらと独歩ができるようになり、今、歩くことが楽しくて仕方ないようです。

これまでのことを振り返りながら、気ままに歩くハルの様子をご紹介したいと思います。

わずか575gで生まれた息子ハルは心身ともに発達がゆっくり

出生時、575gの「超低体重児」だったハル。

ちなみに、よく「未熟児」という言葉を使いますが、正式には出生体重で分類され
2500g未満を「低出生体重児」
1500g未満を「極低出生体重児」
1000g未満を「超低出生体重児」
と呼びます。

低体重児の傾向として、知的にも身体的にも発達がゆっくり、というのはよく言われることですが、そのほかには決まった特性はありません。

本当に人それぞれ、見通しが立たないと言えばそうですが、良く言えば未知数、可能性は無限大!だと思っています。

いつになったら歩けるの?周りと比較して悩んだことも

「ゆっくり」なのは覚悟の上!健常児と比べたってしょうがない!と割り切っていた私ですが、1歳を過ぎた頃、同じ低体重児ちゃんの集まりに参加した時に、軽くショックを受けました。

それは、歩行と発語がうちだけ著しく遅れていたこと。

もちろん、出生体重の差もあります。500g台、700g台、1000g台…では成長度合いが変わってくるのは当然。

だけど同じ500g台を見ても、やっぱりうちだけ圧倒的に遅くない!?と思ってしまったんですね~。

まだこの時は1歳だったので、まあこれからこれから!なーんて思っていました。

誰にも止められない!?高速ハイハイを極めた男子

とにかく、ハルの移動手段として一番長かったのがハイハイです。

たぶんこれって、人間が自力で移動できる一番最初の動きですよね。彼はこれをとことん極めました。本人にとっても一番効率がよく、思うままに動ける手段だとわかっているからでしょうね。そのおかげか腕の筋肉がかなりつきました!

でもハイハイは屋内限定。
外では汚れるし危ないので、お出かけしても抱っこかバギーに乗っていることがほとんどでした。

「あと少し」がとにかく長い!

2歳前くらいから横須賀市療育相談センターのPT(理学療法)に通うようになり、私も相談先ができたことで随分気持ちが楽になりました。

つかまり立ちをしながら遊んでみるとか、そんなことから始めて、ようやく伝い歩きができるようになったのが4歳頃のこと。


▲なんとかつかまって立つことができた3歳


▲余裕がでてきた4歳

ここまでも長かったですが、ここからがまた長い!

ハイハイしていた頃に比べたらかなりの進歩ではありますが、「あと少しで歩けそうだね~!」「もうすぐだよ、すぐ!」と声をかけてもらうのが嬉しい反面、まだまだ先のことのように思えて素直に喜べない自分もいました。

あっちへふらふら、こっちへふらふら…

この伝い歩き習得がまた大変で、今度は外での行動範囲がぐっと増えるわけです。

そうすると、買い物なんて行くともう、あらゆる商品棚をつたって、あっちいったりこっちいったり。可動式のワゴンに掴まろうものなら、ワゴンがひっくり返るかわが子がひっくり返るか…みたいな!

とにかく油断できない時期、本っ当に神経使いながら過ごしていました。ヒヤリとする怪我も経験しましたが、母も子もたくましく成長いたしました。

見てください。この楽しそうな顔

下肢装具、歩行器、杖など、いろんな補助具にお世話になってきましたが、ハルが一番生き生きとするのは体ひとつで歩いているとき。

不思議なんですが、バランスをとるために使っている補助具を、ハル自身があまり必要としていないんですよね。

足が軽くて、遮るものがなくて、自由。これが一番リラックスできるんだと思います。

ハルの下肢装具について紹介している記事はコチラ>>【ライフハック】目指せ自力歩行!心強いサポートをしてくれる下肢装具&補助具たち

学校生活では車椅子・歩行器・手つなぎ歩行を場面に合わせて使い分け

集団行動や時間どおりに動くことが必要とされる学校生活では、活動の内容に合った移動手段を毎回考えてもらっています。

例えば…

遠足なら、

  • 車椅子でみんなと一緒に移動
  • 現地では手つなぎでレクリエーションに参加

運動会は、

  • ダンスは車椅子で下半身を安定させて上半身を思い切り動かす!
  • 徒競走は先生と手つなぎで走る!

など。

避難訓練でも、

  • 先生の抱っこで高台へ
  • 用務員さんに運んでもらった車椅子に乗って坂道ルートでゆっくり戻る

という流れを考えてくださったり。

本当、ありがたいです!

【おまけ】通い慣れた横須賀中央をぶらり


▲スカレーくんに上から目線で何か言ってますよ


▲通るたびに毎回ツーショットとりたがる人


▲大好きなドーナツも自分で見て選べるのが嬉しい!このお店、避けて通れない…

・・・

ここまで来るのに7年。

完全なひとり歩きとはまだ言えませんし転倒・怪我などの心配は尽きません。それでもたくましく、とーっても楽しそうに生きているハルを、近くで見守れることに幸せを感じています。

2017.11

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ゆかねこ

超低体重で生まれてきた息子は小柄ながらもパワフルでやんちゃなお調子者。3つ上のお姉ちゃんと大暴れの毎日です。大好きなコーヒーでブレイクするのが日課。
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