7月7日、息子がひまわり園で作った七夕飾りを持ち帰ってきました。
「スイカの種の感じが絶妙!」と先生に褒められた自信作。「裏に願いごとを書いてくださいね〜」と言われたので、学校から帰宅した小学校3年生の兄にも「お兄ちゃんのお願いごとは何にする?」と聞いてみた。
すると、兄は小学校ですでに短冊に願いごとを書いてきたとのこと。そこで、「何を書いたの?」とたずねたら…
「みんなが僕を好きになってくれますように。人気者になれますように。」
私が「叶うといいね〜」と返事をしてそこで話が終わると思ったら、お兄ちゃんがポツリと言った。
「本当は『弟の病気が治りますように』と書きたかったけど、お友達に何か言われたら嫌だから書かなかった。障害がある事を話したくない」と…
・・・
去年までの兄は、その願いを短冊に書いていた。
弟のことで、何か周りに言われたのだろうか?
・・・
少しずつお兄ちゃんは自分の気持ちを話してくれた。
障害がある弟のことを悪く言われたりしたら、泣いてしまうからと。それが悲しいことなのか、悔しいことなのかは自分ではよくわからないという感じで、私に話してくれた。
・・・
少し前の私なら、障害を持ってることは恥ずかしいことでも悪いことでもないんだから、泣く必要はないと言ってしまったかもしれない。
でも最近『きょうだい』という本を読み、色々なきょうだい児の気持ちを改めて知った。
今日、お兄ちゃんが話してくれた言葉の中には色々な気持ちが含まれているのではないか…。私は彼の言葉を判断するのではなく、受け止めてあげたいと思った。
小学校3年生、まだまだ子供だと思っていたけど、色々なことを考え始める年齢になってきたのかもしれない。
今度改めて、親子で障害について話をしてみようと思う。
2016.07.07
The following two tabs change content below.

ゆっぴー
脳症、気管切開、経鼻栄養、寝たきりだけど、わずかながら自分なりの方法で意思表示をし始めた息子。4月からは養護学校に通います。小学4年生のお兄ちゃんとは仲良し。そして、母は食いしん坊。
