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【上映会プロジェクト】子どもたちの感想に並んだ『いろいろ』というキーワード!映画『みんなの学校』をみんなでみよう!2017.11.25@横須賀市立追浜小学校

投稿日:

横須賀市立追浜小学校は、児童数134名、1学年1クラスの小規模校。子どもたちはみんなのびのび、保護者も地域も顔見知り、まるで大きな家族のような小学校です。

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上映会データ概要/ 土曜参観日の午後、追浜小学校PTAお楽しみ会として開催
対象/ 鑑賞を希望する全校児童(1~6年生)・教職員・保護者・ガード隊を中心とした地域の方々

上映時間/ 全編

▲会場となったパソコン室。追浜小PTA運営委員会のみなさんが、子どもたちが落ち着いて鑑賞できるよう、機器やコードなどにしっかりとカバーをかけるなど当日の会場セッティングはもちろん、事前の準備段階から綿密な計画を立ててこの日を迎えました。

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上映会レポート | 追浜小学校


▲土曜日の午後にもかかわらず、たくさんの児童と保護者の方が来てくれていました。


▲追浜小学校・校長先生

▲矢沼PTA会長よりご挨拶


▲sukasuka-ippoメンバーとして、ゆかねこがみなさんに一言ご挨拶をして、いよいよ上映開始です!

上映中の様子
教員のシーンはザワザワ、子どもたちのシーンには釘づけ。子どもたちの反応は正直!

低学年の児童が多かった当日の上映会。

映画が始まり、舞台となる大空小学校が映ると、子どもたちから早速、

「小さい学校!」
「追浜小と似てるね!」
「せいちゃん、寝てる(笑)」

などの声が上がりました。

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映画『みんなの学校』は、ドキュメンタリー映画であり、2時間近くある長い映画です。

親子で参加した子どもたちの反応は、本当に正直で、職員室の様子や先生同士のやりとりではザワザワしたり「つまらない~!」「たいくつ!」と正直な声もちらほら。

でも、教室にシーンが移ると一転。教室の子どもたちのやり取りに一緒に声を上げて笑ったり、「あっ、せいちゃんだ!」と登場人物の動向に集中し、大人のやりとりになるとまたザワザワ…。

児童用アンケートには、子どもたちの等身大の感想がずらり!

子どもたちにとって、この映画は長すぎたか、そして難しすぎたか。正直、同席したsukasuka-ippoメンバーも心配でした。

しかし、上映会開催後にsukasuka-ippoに届いたアンケートを読んでみると、子どもたちは各々、自分の言葉で感想を綴っていました。ひとりひとりがどんな感想を持ったのか、その着眼点の違いや意識の違いを楽しみながら、ご覧いただければと思います。

映画『みんなの学校』をみんなでみようプロジェクト
児童用アンケートの集計結果[31名分/順不同]

質問01.
映画を見て印象に残ったこと、おどろいたこと、良いなと思ったことなどはありますか?

  • 校長先生の思いがとてもよいと思います。
  • しょうがいの人が楽しく、そして、方の友達と仲よくできる、学校があり、良いと思いました。校長先生も、心が強い人で、しょうがいの人に、せっきょくてきに、そして、方の人にも、話をする。その、校長先生が私は好きです。
  • しょうがいをもっている人でも、ふつうにかよえる学校があっていいなと思った。
  • いっぱいしょうがいしゃがいるのにみんなといっしょにちゃんとじゅぎょうをうけてた。
  • 日本んにもえいがにでてきたようなしょうがっこうがあるんだなとおもいました。
  • しょうがいのある子が、学校にかよっているのは、すごいとおもいました。
  • しょうがいのある子が楽しくかよえる学校があってすごく良いと思った。また、いじめについてのコトが、ふかく考えられた。
  • 世界にはいろんな子どもがいてなぐったりするこもいるけど、そういう小学校があっていいなと思う。
  • せいかくがみんなちがっておもしろかった。
  • どんな子でも仲良くできる学校はいいなと思いました。
  • わたしが行ってるい小学校とちがったのでびっくりしました。
  • 世界には、しょうがいでくるしい人がたくさんいるから自分も負けてらんないと思った。
  • しょうがいの人がいた。
  • しょうがいの人がいがいにおもろかった。
  • みんなのことを考えた学校は、いいと思いました。
  • あれより平和だなあと思った。
  • とてもしょうがいを持っている人もがんばればやれるとおもった。
  • そつ業式。
  • しょうがいがあってもちゃんとできていてよかった。
  • 映画を見てほんとうにこういう人がいるとおもった。
  • しょうがいしゃの人がいても自分たちで支えあおうと思っていてすごいと思った。
  • 色々な人がいると思った。
  • いろいろな子がいると思った。
  • 色々なしょうがいしゃがいるなーと思いました。
  • いろいろな学校があっていろんなしょうがい者の子がいるのを知った。
  • みんながなかよくなれたこと。
  • あんな子を元気づけたりしてすごいと思いました。
  • ちょっとへんなこえとかだしちゃう人とかがいてもほかの人は、わらってうけいれてくれていることがよいと思う。
  • おもしろかった。(同3件)

質問02.
そのほか、感想や思ったことなどがあれば自由に書いてください。

  • しょうがいのある人がたくさんいるけど、がんばっていてすごいと思いました。
  • 転校してきたばっかだけど、友だちとなかよくあそんでいるんだと思った。
  • いろんな思いももってる子どもがかよう小学校はおもしろかったです。
  • もっといろんな人とかかわりたい。
  • とちゅううるさくなった。
  • おもしろかった。(同3件)
  • 特になし(同11件)
  • 無記入(同12件)

映画『みんなの学校』をみんなでみようプロジェクト
大人用アンケートの集計結果

質問01.
どのような立場でこの映画をごらんになりましたか?

保護者13名
保護者兼地域関係者1名
地域関係者1名
学校関係者1名
/順不同

質問02.
印象に残ったシーンがありますか?

  • せいちゃんの母親が、嬉しそうに学校に通っていることを話しているところ。
  • 子どもが泣きながら我慢してたシーン。
  • 卒業式。
  • 男性職員さんが子どもに怒鳴るようにしたあと、校長先生がクビだと話していたところ。
  • 友だち同士でなぐり合いになったシーン。
  • せいちゃんが出てくるシーン。
  • 卒業式のシーン。
  • 子どもたちが自分で考えて行動をとっていたところが印象に残りました
  • 子どもが自分の悪い部分に気付けた所。
  • 子どもの反省の仕方、紙に書くなど。
  • 友だちに暴力をふるってしまった子が反省して泣いていたところ。
  • 校長と生徒が話をしているところ。(保護者兼地域関係者)
  • 校長室で子どもたちと話をするシーン。

質問03.
映画『みんなの学校』についての感想をお聞かせください。

  • 色々な子どもたちが一緒に成長していて、良い学校だと思った。
  • 障害のある子どもたちをみんな同じクラスで生活をしていくということがすばらしいと思いました。
  • 学校だけでなく、家での子どもたちへのケアがとても大事なんだと思いました。
  • 男性職員さんが子どもに怒鳴るようにしたあと、校長先生がクビだと話していたところのシーンで、私が普段、我が子にかかわる姿と重なった。怒鳴ることでは、何も変わらないと感じた。学校全体、子どもたちみんな、職員みんなが「みんなで」と過ごしているのを少しでもマネしていけたら良いと思う。
  • 少々長すぎる。
  • 自分の子とかさねて見ていたので、すごく大空の先生方と子どもたちがフォローしているのが、追浜小と似ていると思いました。
  • 先生方、生徒みんな明るくてすてきな学校でした。とても良かったです。
  • 考えさせられることが色々とありました。「自分がやられていやなことは人にしない」大切なことだと思って、いつも子どもに教えていることです。
  • クラスがわかれることなく支え合っているところは、我が校も似ていると思いました。向き合う先生方の力に感動しました。
  • ドキュメンタリー調で、低学年には難しい。お楽しみ会には違う企画の方が良いかも…
  • これほど先生だちが一生懸命に子どもたちと向き合っていることがすばらしいと思いました。
  • 周囲の、特に児童の犠牲ではなく、得るものは何なのか、その辺を充分に理解することはできませんでした。
  • どうしても障害児とそうじゃない子を差別ではないですが、わけて見てしまう自分がいたり、一緒の教室で授業をすることも難しいと思ってましたが、この学校はわけへだてなく、みんなで学校を作っていて勉強になりました。
  • みんなで他人事にせず問題に取り組んで、安心して楽しく通える努力をしているところがとてもすごいと思いました。(保護者兼地域関係者)
  • こうゆう学校をたくさん作っていいと思う。(地域関係者)
  • いろいろな子どもたちが安心してすごすためルールは、1つ。たくさんの人の関わりと支えで、みんなの学校があることがよくわかりました。(学校関係者)

質問04.
映画『みんなの学校』をみんなでみようという今回の企画についての感想をお聞かせください。

  • とても良かった。もう少し音が大きく、細かい会話まで聞けたら良かった。
  • 低学年には少し早いかなとは思うけど、ひとりひとりが何かしらを考えられる良い企画だと思いました。
  • 小さい子向きではなかったので未就学児連れには大変でした。でも、みんなで観るということがとても良い企画だと思います。
  • 多くの人がこの映画を見て、多くの人が意識や考え方を見直す機会になったら良いと思う。
  • 低学年には不向き。
  • 他の学校の様子を見る機会が他にはないので良かった。
  • 低学年には飽きてしまう。時間の長さかな?と思いましたが、みんなに見てほしい内容です。
  • 子どもには長すぎました。
  • 親向けなら良い。
  • とても良いと思います…が、子どもたちには少し難しいし、長いとも思いました。
  • 大人、とくに保護者には、勉強になる作品でよかったと思いますが、子どもには少し難しいと思いました。
  • とても良かったです。(保護者兼地域関係者)
  • こういう企画をどしどし立てて下さい。(地域関係者)
  • 良かったです。(学校関係者)

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sukasuka-ippo の視点 | 子どもの視線、大人の視線。ちゃんと届いた「いろいろな子の存在」

映画「みんなの学校」は、確かに子どもには長い映画でした。そして、部分的にはとても難しい映画です。

でも同時に、公立の小学校というとても身近な日常を描いたドキュメンタリー映画でもあります。

子どもたちの正直な「つまらない」「たいくつ!」という声もちらほら飛び交う中、教室や子どもたちが登場するシーンではグッと映画に視線が戻ること。

  • せいちゃんと校長先生のやりとりに笑い声が起こったり
  • 子ども同士のケンカのシーンには、子どもたちもシーンと息をのんだり…

子どもたちの興味の満ち引きがよくわかる上映会でした。

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上映会後に、追浜小学校のPTA役員さんの協力で集めさせてもらったアンケートには、子どもたちの等身大の回答が並んでいました。

その中で、sukasuka-ippoとして注目したのは、

「いろいろな人がいる」
「いろいろな子がいる」
「いろいろな学校がある」
「いろいろな障がいしゃがいる」

…という感想に共通する「いろいろ」というキーワード。

「いろいろな人がいる」というのは言葉にすると至極当たり前に聞こえますが、実生活では「自分とは違う」という言葉に置きかわたってしまうことも多い難しい側面も持っています。

学校では、同じクラスで同じ勉強をする同じ年齢の同じような子どもたち。一見すると共通項の多い学校生活の中に、実は自分と違う個性や事情を抱えた子どもたちがいることに気づくことが、「いろいろ」が当たり前、「いろいろ」をちゃんと認める意識のバリアフリー化の第一歩なのかもしれません。

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このドキュメンタリー映画の優れたところは、ひとつのゴールや結論があるわけではなく、色々な視点を含んでいるところ。
だから、優等生の回答じゃなくてもいい、「つまらない」というのもいい、「わからない」というのもいい!

でも、個人的には

「ちょっとへんなこえとかだしちゃう人とかがいてもほかの人は、わらってうけいれてくれていることがよいと思う。」
「もっといろんな人とかかわりたい。」

という回答を見つけて、ちょっと核心を付かれたような気がしてドキリとしました。

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最後になりますが、この映画は、一般公開やDVD販売もされていないので、このように自主的な上映会で多くの方に観てもらう機会が広がります。このような機会を作ってくれた追浜小学校のPTA運営委員会の皆様、先生方、当日参加してくれた皆様。頑張って最後まで見てくれた子どもたち、本当にありがとうございました。(takeshima satoko)

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sukasuka-ippo×横須賀市PTA協議会 | 他校の上映会情報も順次更新
映画『みんなの学校』をみんなでみよう 上映会プロジェクト

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2017.11.25
映画『みんなの学校』をみんなでみようプロジェクト@横須賀市立追浜小学校

主催/ 横須賀市追浜小学校PTA運営委員会
後援/ 横須賀市PTA協議会
企画サポート/ 一般社団法人 sukasuka-ippo

企画調整/ 五本木愛
当日取材・写真/ ゆかねこ・takeshima satoko
写真加工・アンケート入力/ ゆっぴー
配置/ ゆかねこ
文・構成/ takeshima satoko

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