三浦半島のほぼ真ん中、京浜急行北久里浜駅から30分ほど歩いた高部の丘にある大矢部小学校。近くには昔を伝えるお寺や遺跡などがたくさんあります。
現在、約450人の子どもたちが元気に通っています。
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対象/ 6年生保護者・学校教職員・地域の方(みまもり隊など)・学校評議委員の方々
上映時間/ 全編
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上映会レポート┃上映と意見交換の2本立てで開催!大矢部小学校
▲会場となったのは校内にある『森のとしょかん』。その名の通り、緑の葉いっぱいの壁飾りが印象的です。
▲プロジェクターの準備をしてくださっているのは教頭先生。音響機器にこだわり、後ろまでしっかり音声が届くよう考えてくださいました!
▲校長先生の挨拶から上映会がスタート
上映が始まってからも、お仕事の合間を縫って先生方が積極的に見に来られていたのが印象的でした。
上映後の意見交換では、さまざまな目線からの声を聞くことができました
保護者や先生方、地域の方などが集まるというのはなかなかない機会。
- 子どもたち1人1人を細やかに見ていかなければいけない先生方は大変だと思った(保護者より)
- 地域の見守り隊のことを児童や保護者にもっと知ってもらい、言葉をかけてもらえたら嬉しい(地域の方より)
など、いろいろな意見が交わされました。
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映画『みんなの学校』をみんなでみようプロジェクト
保護者・学校関係者・地域関係者のアンケートの集計結果[順不同]
じっくり書いていただいたアンケートには、保護者や教職員、また地域の方というそれぞれの目線での共感や気付きが溢れていました。
質問01.
どのような立場でこの映画をごらんになりましたか?
保護者/ 6名
学校関係者/ 8名
地域関係者/ 1名
質問02.
印象に残ったシーンがありますか?
[保護者6名]
- 児童が支援学級の児童を支えている姿がとても印象的だった。
特にクラスの女の子が支援学級の児童を職員室(校長先生の所) に迎えに行っていた所。 - 子供同士の関わり方を、全力で、向かって下さる先生方の姿。
- 校長先生のお話は全て同感、感動しました。
男の子が生徒の前で「二度と暴力ふるわない。人に迷惑かけない」 と言った場面。 - 生徒が自分でもうけんかをしません。人にいやな事をしません。
と泣きながら話していたシーン。 - 子供と一緒に作る学校、先生方の頑張り。
- うちも同じく、
うわばきが汚れているとうれしいという気持ちです。(不登校中)
- 「わからない」と書いた児童とそれを「だめだ」
と言った児童への対応する場面。 - 何か困ったときに1人ひとりと向き合っていたシーン。
- 支援の必要な児童もみんな一緒に学習、生活している場面。
- 大きな声で叱ること×。
だめなことはだめだけど自分で気付いたことや行動をえらい! と言うこと。 - 子どもが言うことの一瞬、一瞬は本物。
それを点と点でつなぐことが大切。 - まさきの「暴力は絶対にふるわない」の決意表明。
かずきの卒業式の退場のシーン。 - みんなが困ると校長室に行くところ。
- 校長先生による児童への語りかけている所。
- ボウリョクのシーン。時によっては強力な指導も必要。
- 無記入
質問03.
映画『みんなの学校』についての感想をお聞かせください。
[保護者6名]
- 先生が児童に対する関わり方や、接し方がとても勉強になった。
また、地域でも、支援学級の児童を理解し、受け入れ、 支えていく必要があると感じた。 - 出来る子が、出来ない子を助けるのが、
あたり前という事を子供に伝え、教えて下さっている。 1人ぼっちになる子が、出ない様に、子供を巻き込んでいく様に、 大人がうながしている事。 - 題名の通りに学校はみんな、それぞれに考え同じ意識を持ち、
人に対して思いやりで接し、 皆で同じ方向を向いて進んでいければ、 この学校のようにいい方向に向かうのではないか、 と今の現状と照らし合わせながら考えさせられました。 - けんかをしてまず先生が生徒に聞く、
そしてかいけつして安心させてくれる所までみてくれていた。 先生と生徒の関係が、とても親密で、 こんな学校になるといいなと思いました。 - とてもためになりました。
- 2度目ですが、何度見ても良い映画です。
- 以前にも一度ダイジェスト版をみましたが、
いろいろな子供がいて、 どの子にとっても安全な安心な学校は大切だと思っています。 - 困っていることに向き合い、
真剣に子どもと話しているところがとても印象にのこっています。 1人の児童を学校全体で見ている姿がすばらしいと思いました。 - 障害がある子もない子も同じ場で学べることに大きな意味があると
思います。両方の子にとって、身心ともに成長できると思う。 教職員がみんな明るく、チームワークが見られた。すばらしく、 目標にしたい。 - 大きな声を出してしまうことがあるのですごく反省しました。
また暴力等だめなことは、だめだと伝えることはしていても、 このような場面で自分でわかったことに対して褒めるということは もっとしていきたいと思いました。 - 教員、地域の方、
保護者がいっしょになって子どもと向き合っていると感じた。 担任一人でやろうとするだけでなく、周りにもっと頼ったり、 相談することが必要だと反省させられた。 - 校長先生が全力で子ども達に接している姿がすごい。
子どもの名前やその子の細かいところまでを全 すべて把握しているところがすごい。 どれだけの努力と苦労があるのかと思う。 - 子どものことを思い、適切な環境を作りあげていくことが「
自分」に必要だと痛感しました。 - 学校が一丸となるための覚悟を感じました。
やり通すことの大切さ、大変さ、色々ありますが、 大切なことだと思います。
- 学校でなく家族に見せた方がよい。
長時間すぎる見る方は30分が限度です。 - 校長先生を中心に先生方の気持ちがひとつになってすばらしい学校
が出来ています。子供達、地域の方々の力も大事だと思います。 6年生の中に教室をとびだしている子がいると聞きました、1年生の時から見ている子がちこくをしてくるように思うので気に なります。
質問04.
映画『みんなの学校』 をみんなでみようという今回の企画についての感想をお聞かせくだ さい。
[保護者6名]
- とてもいいと思います。子どもたちにも観てもらい、
学校で話す機会をもてたらもっといいと思いました。 - 私は、見るのが2回目となりますが、もっともっと、見て、
学びたい事が、沢山つまった映画だと思います。 ありがとうございました。 - 今回は地域の方、評議委員会、見守りの方々、
6年保護者で話す場ができ良かったです。 機会があれば次は多くの保護者、子ども達にも見てほしいです。 - 教頭先生がビデオを見ながらずっとメモをしていて熱心に学校を良
くしようとされていると思いました。 いつもありがとうございます。 - 良かったです。
- 私たち保健委員からの提案を実現して頂けてうれしいです。
ありがとうございました。 たくさんの人たちで見れたことに感謝です。
- 地域、保護者、
学校が同じ方向をむく機会のひとつになったと思います。 ご苦労様でした。ありがとうございました。 - 教員だけでなく、保護者、
地域の方と共有することの大切さに気付きました。 - みんなで学校をつくっていくという目標へ向かう意識や姿勢を持つ
ために考えさせられる映画だと思う。 - 無記入(5名)
- 学校、先生が子供に期待する事が大きすぎる。
子供に期待するでなくリラックスさせノンビリ学校生活を楽しんで ほしい。 - この映画は全ての方に見ていただきたい。
父兄はもちろん子供達にも。
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sukasuka-ippo代表・五本木愛の視点
今回、大矢部小学校の上映会では、学校評議員の方、通学路で安全を見守り子どもたちに挨拶をされているボランティアの方など、子どもたちに関わりのある地域の方が多く参加されていたのが印象的でした。
上映会後の感想や意見交換はとても意義深いもので、中には、大空小学校のように1年生の頃から子どもたちの成長を見守り、それぞれの子どもたちの変化にも気付き声をかけていらっしゃるボランティアの方々の心配ごとや、嬉しかったことなどを伺うことができました。
何年も変わらず通学路に立ち、地域の子どもたちを身近に気にかけ、安全を見守り、時には指導もしてくれるボランティアの方の存在は、日々のことでつい当たり前のように感じてしまいますが、本当にすごいことだと思います。
自分の住んでいる地域でも、我が子たちに携わってくださるボランティアの方々を思い浮かべ改めて感謝するきっかけになりました。
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2018.01.19
映画『みんなの学校』をみんなでみようプロジェクト@横須賀市立大矢部小学校
主催/ 横須賀市大矢部小学校PTA
後援/ 横須賀市PTA協議会
企画サポート/ 一般社団法人 sukasuka-ippo
企画調整/ 五本木愛
当日取材・写真/ 五本木愛・ゆかねこ
写真加工・アンケート入力/ ゆっぴー
文・構成/ Yuka Kaneko
sukasuka-ippo
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