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【取材File】いろんな世代の当事者や家族が繋がれる場所。横須賀ダウン症児者の会『つくしの会』の親睦会をレポート!

投稿日:2016-12-25 更新日:

『つくしの会』は、三浦半島地域に在住する会員を中心に発足した、ダウン症児者と家族の会。
障害別の当事者会・家族会は横須賀市内にもいくつかありますが、どんな活動をしているのか、気軽に参加してもいいものなのか、なかなかわからなかったりします。

今回はクリスマスのイベントがあると聞いて取材を申し込んだところ、「ぜひ遊びにきて!」とお誘いをいただいたので、お言葉に甘えて、ダウン症児の母であるメンバーのreiko他3人の取材チームでお邪魔してきました!

いろんな世代がみんなで楽しめる!クリスマス親睦会がスタート!

総合福祉会館のホールにて行われたこの日の親睦会。
クリスマスの時期ということで、ステージ上は可愛らしく飾り付けされています。


▲社会人グループのお姉さんたちの司会のもと、中高生グループの方々が「はじめのあいさつ」。


▲成人される方に、お祝いのプレゼント。

個人の出し物はかなり本格的!


▲こちらはキーボード演奏「花は咲く」


▲ヘルマンハープの演奏。『DANKE(ダンケ)』というグループで活動するメンバーです。

『DANKE』創設エピソードやヘルマンハープについてはこちらの記事へ!
>>http://www.sukasuka-ippo.com/danke2016


▲日本舞踊も!

年代別に分かれてダンス!


▲幼児・小学生グループ「レッツ!ジューオーダンス」


▲中高生・社会人グループ

男性メインの「WON'T BE LONG」と、女性メインの「ヘビーローテーション」を披露!
また、それぞれの自己紹介もあり、名前や働いている場所などしっかりとお話されていました。

レクリエーションは大盛り上がり。メンバーもノリノリで参加


▲ふうせん運び


▲パン食い競争


▲あんぱんゲットでルンルンのreiko


▲さかなつり。中身はジュースでした!

最後はみんなで「WAになって踊ろう」


▲みんなが手をつないで大きなひとつの輪に

お楽しみの・・・サンタさん登場!



▲社会人グループの方4人が、サンタに変身してプレゼントを配ります。プレゼントは下町作業所の手作りのものだそう。

和やかな雰囲気の中、あっという間に終わりの時間。参加したナツはというと・・・


▲のんびりした雰囲気が落ち着くのか、終始リラックスモードでした…

が!しかし自由すぎる・・・


▲出し物の真っ最中、ステージ横に居座るナツ。しかも満面の笑み!


▲飾りを剥がして投げたり走り回ったり・・・


▲さすがに怒るreiko

けれど周りの皆さんは優しくて、同じダウン症のお兄さんお姉さんは全く気にしていないし、お父さんお母さんも、昔の我が子もこうだったなぁという感じで微笑んでくださったり相手をしてくださったり。とってもあったかかったです。(reiko談)

つくしの会会長・石渡さんにお話を聞きました

発足は1985年

1985年9月17日に発足し、去年30周年を迎えたつくしの会。
会長の石渡さんは7代目だそうで、お仕事を退職後、会長に就任されてから3期目(5年)になるとのこと。

つくしの会の良いところ、それはいろんな年代の人と繋がれること!

「小さい子から大きい子まで顔見知りになることで、良い意味で縦の繋がりができるんです」と石渡さん。
「そうすると、小さい子の保護者は、年上のお兄さん、お姉さんたちを見て、自分の子の将来を想像したり目標を持つことができる」。

会員である小学2年生の女の子のお母さんも
「実際に入ってみて良かったのは、普段なかなか会うことのない世代の方たちといろんな話ができたり、将来を想像することができること」と教えてくれました。

欲しい情報をインターネットなどで得ることはできますが、実際に色んな年代の人と会うことで、考えたこともなかった情報を知る機会も多いようです。

親以外と関わる力がつく!社会人同士で旅行も…

会を通して印象的だったのは、中高生や社会人の皆さんがお互いに声を掛け合ったり笑いあう姿。とても自然にコミュニケーションをとっていて、信頼している仲間同士という雰囲気が伝わってきました。

仲間同士で買い物に行ったりカラオケに行ったり、社会人になるとボランティアグループ すぎなの会の方々と泊りの旅行やハイキングもするのだそう!
そんなふうに、子どもが親から離れて行動できる力が自然と身につくのかもしれません。

現在会員は30名。幼少期の会員がどうしても少ない!

2016.12現在の会員30名中、社会人が22名、中高生が6名で、幼児と小学生が1名ずつ。

会員でなくても定期的にイベントに参加してる方もいるのでそういう方を含めるともう少し多いようですが、やっぱり幼少期のお子さんが少ないのが現状、ということでした。

年に4回、会報つくしを発行

親睦会・見学会は会員でなくても参加できますが、その他に会員以外にも行政機関、こども医療センター等の医療機関、ボランティアの方々にも向けて発行されているのが会報『つくし』。

ここではグループ活動や行事活動の報告のほか、紹介したい新聞・雑誌の記事、おすすめ図書、関係団体の活動などが取り上げられています。
また、『ぼくのわたしのマイページ』というコーナーがあり、個人の日常生活に密着したレポートも紹介されています。

上映会のお知らせ

2017.02.11には映画『39窃盗団』の無料上映会が開催されます!

イベント情報からも確認できます!>>【無料上映会】映画『39窃盗団』押田監督のトーク付!/横須賀ダウン症児者の会 つくしの会主催

横須賀ダウン症児者の会『つくしの会』の基本情報

会長  石渡 正志
TEL  046-881-4635

活動内容
・例会
・グループ活動
・学習会
・親睦会、見学会など
・会報「つくし」の発行
・横須賀市障害者施策検討連絡会参加

facebookページはコチラ>>https://www.facebook.com/yokosuka.tsukushi/

sukasuka-ippo代表・五本木愛の視点

今回はつくしの会のクリスマス会へsukasuka-ippoのメンバーがお邪魔して、取材をさせていただきました。

メンバーの報告や撮影した写真から、会場の温かい雰囲気・楽しい時間が伝わってきました。

私の娘の疾患は2万〜3万に1人と言われているアンジェルマン症候群、同じ疾患のお友だちに会う機会はそれほど多くありません。親の会にも加入していますが、行事などの開催場所が遠いことも多く、交流することはたやすくありません。

子育てをしていく上で何度も同じ疾患のお友だちやその保護者の方にお話を聞きたい!子ども同士を遊ばせてあげたい!と思ってきました。そんな想いがあるため、なおのこと、つくしの会のクリスマス会の様子を羨ましいな、すてきだなという思いで拝見しました。

幼少期のお子さんの加入が少ないというお話がありましたが、本当にもったいない!!少し先の未来を想像できたり、反対にかつての様子を思い出したり、それだけでも十分大切な経験になると思います。

また、会長の石渡さんをはじめ、つくしの会の方とは、障害者団体の会議等、様々な場所でお会いしますが、いつもその経験に裏付けされた行き届いた配慮やご意見、包容力に助けられています。

この記事を読んで、つくしの会の温かい雰囲気が皆様にも届くと良いなと思います!

reikoの感想メモ

今日の親睦会は何か緩やかな空気が流れていて、ダウン症の息子ナツもその空気感を自然に感じとり、リラックスしていたようでした。

ナツは自由に動き回り、イタズラしたりしていましたが、みなさんダウン症の保護者の方、優しく温かい目で接してくださり、私も甘えてしまいました。
中高生、社会人のみなさんの自己紹介、名前や学校、職場をきちんと話されていて、感動しました。そして、楽しそうなみなさんやその保護者の嬉しそうな表情に心が温かくなりました。

つくしの会は、色んな年代が一緒になって楽しめるイベントがたくさんあるので、本人も保護者もきっといい経験になるのではと思います。

その他・取材メンバーの感想メモ

  • 小さい子から大きい子まで、みんなが楽しんでいる様子が見られて、この暖かい雰囲気と楽しさが多くの人に伝わればいいなと思いました。人と人との繋がりは大切だということも改めて実感しました(kayo)
  • それぞれの世代が出し物をしたり、活躍の場があって、全員で楽しもう!という雰囲気が伝わってきました。私たちも混ぜてもらい、取材を忘れて盛り上がってしまいました。保護者同士だけでなく、本人たちが仲間として繋がれるというのは、とても素敵!(ゆかねこ)

2016.12
取材/ reiko・ゆかねこ・kayo
写真・加工/ ゆかねこ・kayo・ゆっぴー
記事・構成/ ゆかねこ

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