言葉の発達の遅いお子さんとコミュニケーションをとる場合、どうしたらいいでしょうか。
ことばではわからなくても視覚的な情報はよく理解してくれるケースはとても多いです。そこで療育の現場では写真や絵カードがよく使われています。例えば家族の顔だったり、いつも行くスーパーや病院などの場所や食べるものなど、日常で触れるあらゆるものを写真に撮ってラミネートし、リングでまとめて持ち運べるようにします。動作の前には必ずこの写真カードをみせて行います。これを繰り返すことで物と言葉の認知が重なっていくというわけです。
言葉の発達に限界があるとされるアンジェルマン症候群のうららは、写真や絵カードに加えてマカトンサインも使っています。これはことばや精神の発達に遅れのある人の対話のために、イギリスで考案された手話法をルーツにしたコミュニケーション法です。 手の動きによるサインと発声を同時に用いるのが特徴です。手話よりも簡単で単純な動作が多いので覚えやすいです。うららも随分使えるようになっていて、身振りで表現をしています。
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五本木愛
笑顔満点!娘は5歳、アンジェルマン症候群。子沢山の超ポジティブ母!