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【開催報告】観て終わりじゃもったいない!映画『みんなの学校』のみんなの感想/アンケート集計結果

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2016.09.29に開催したsukasuuka-act(すかすかあくと)映画『みんなの学校』無料上映会。

われわれsukasuka-ippo主催の初めての大きなイベントでしたが、300人弱の参加者にお集まりいただき、無事に上映会を開催することができました。

当日は上映会についてのアンケートも実施、公開の同意をいただけた感想についてその一部を一挙にご紹介します!もちろんまだまだ感想受付中!下記フォームからどしどしお寄せください!どんどん更新します!!

2016.10.13には、実際にみんなで映画『みんなの学校』の感想や横須賀市の特別支援教育について話し合えるリアルな交流の場『sukasuka-act(すかすかあくと)スペシャル』も開催予定です。お申し込みはこちらの専用フォームからどうぞ!

関連記事>>sukasuka-act『みんなの学校』無料上映会2016.09.29/横須賀

映画『みんなの学校』についてのみんなの感想/上映会後アンケートより

▼先生の視点、親の視点、子供の視点から色々な思いが見えてきて考えさせられた。行政がどのように関わっているのかその周辺もみてみたいと思った。改めて子どもと一緒に観てみたいと思いました。[40代女性]

▼親のあり方、学校のあり方、地域のあり方、たくさん心に入ってくる、とてもおもしろい映画でした。横須賀市の職員の方も(特に教育に関する方々)に観て頂きたいです。横須賀市に足りないものがごっそり詰まった内容でした。ありがとうございました。[40代女性]

▼ありがとうございました。良い映画を見ることができました。昔を思い出しました。「まわりを育てなあかん」のです。そう思って夢中でやってきました。大空小のような学校が1校でも増えることを願います。現状は大変なことも充分わかりますが、1人でも2人でも温かく見守る人が増えるといいです。[70代女性]

▼一言では書ききれませんが、あんなすてきな先生と出会うことができて、なんて幸せな子どもたちだろう。その一言です。[30代女性]

▼こんな地域や先生が関わってくれる学校あるんだ!?と驚きました。素晴らしい学校だなと思う反面、近隣にはないんだろうな、と感じてしまいます。[20代女性・ゆかりんさん・息子は4歳自閉症スペクトラム]

▼子どもたちから大人や教師たちが学ぶ素晴らしさ、子どもの可能性って素晴らしいものだと感じました。障害があっても1人の人間であることをすべての人たちが考えていたら、もっと素晴らしい世界になるんではないでしょうか。[60代女性/まごさん4歳自閉症]

▼感動しました。どんな子も一緒に育つ大切さが分かりました。子どもが育つとは心を育てること、人の気持ちがわかるとは難しい。素晴らしい指導者がいてこそ地域全体が変わってくる、との言葉が印象的。私も変わりたい。[60代女性]

▼学校全体、特に 校長先生が親のように密に関わっていたのが素敵でした。生徒達が 誰1人として不満を言ったり 悪いことが伝染していく様子もなく受け入れていることに 環境は大事だなと思いました。[20代女性/かとこさん]

▼健常の子どもにとって理想の学校だと思いました。『同世代の子どもたちの中にいることが大きい』との話がありましたが、それは 障害児にとってだけでなく、互いにだと感じました。[30代女性]

▼共生社会を作っていくには 幼少期からの関わりが大切。学校の教職員、地域、保護者が一体となっての取り組みは すばらしいです。私は保育園に勤務しています。互いに支え合い、助け合う心をもっともっと、皆に伝えていきたい、心を育てていきたいと感じました。[50代女性]

▼とても考えさせられました。もっといろいろな人に観てもらいたいです。[20代女性/あ]

▼寄り添うことが一番。[60代女性]

▼素晴らしい信念・愛情・情熱だと思う。でもうちの子が通っている横須賀の小学校はもっと細やかにやっているし、進んでいると思う。一緒に支援級の子と学ぶことで、優しさや思いやりを身につけていると思う。[40代女性]

▼こんな温かい学校・先生・生徒たち…。私ももう一度学校に行き直したい‼︎と思いました。子育ての参考にしたいです。[30代女性・3人息子の母ちゃん]

▼たくさんの方が見に来ているなと思いました。こんな学校がたくさんあったら‼︎ありのままでを受け入れてくれる学校、素晴らしいなと思いました。[40代女性]

▼共に学び合い、成長していく様子が良かったです。[60代男性・nakaさん]

▼インクルーシブ教育の法律ができて2年。まだまだ昔ながらのしがらみが残っている中で、このような学校の存在は素晴らしいし、もっと広がっていってほしいと思います。自分自身も変わらなきゃと思いました。[40代女性/ありのままさん・娘小自閉]

▼校長をはじめ、教員のパワーのすごさに感動しました。横須賀市にもそんな学校ができれば嬉しいです。[40代女性・キーバさん・息子は心臓病、重度聴覚障がい、自閉症、ADHDの12歳]

▼先生たちがとにかく明るいなぁと思いました。どんな事があってもまずは話しを聞いて、気持ちを理解しようとしてくれる気持ちが子どもたちにも伝わっているなぁと思いました。[40代女性/娘7歳 自閉症]

▼我が子が支援級に在籍していて、交流級との関わりが無いと感じているので、映画の学校はとても魅力的でした。周りの環境の大切さを感じました。[40代女性]

▼職員全員が同じ目的を持って、何でも話しができる雰囲気も素敵だと思いました。[60代女性/バァバさん]

▼市内の全ての小・中・高で上映してほしい。何も知らない生徒や親、先生を刺激を与えてほしい。[30代女性/息子7歳 自閉症 腎臓病]

▼当たり前のことなのに、とても胸に響きました。その″当たり前″が自分にも不足しているし、もっともっと世の中に広まったら、より暮らしやすくなるなと思いました。[30代女性]

▼学力的な事を学習するだけが学校ではなく、障がいの有無に関わらず成長できる理想的な学校だと思いました。[40代女性]

▼1人ひとりが変われば地域が変わる!!1人の力ってすごいなと思いました。[40代女性/息子4歳 弱視]

▼子どもたち自身が明日の自分に期待する姿、本当の生きる力が育まれていると思いました。大人もその姿をつきつけられて成長する。″地域の″学校というのがとても素晴らしい思いました。[30代女性/1歳5歳の母・原さん]

[pick up]みんなのじっくり感想

横須賀市の公立校だってできるんです![60代女性・すなハハさん]

一言では言いつくせないのですが…この学校の取り組みは特別なことではなく、どの学校でもすぐに取り組めることだと思います。やるか、やらないか…ですね。
私はダウン症の息子(重度A1)を持つ母親で、市内在住ですが、息子の小、中は市立の特別支援級に通学しておりました。
その小、中の学校において本当に感動的な取り組みがありました。
横須賀市の公立校だってできるんですよ!
機会があれば、その事をお伝えしたいと思います。
現在は市内の通所施設に通っていますが、卒業後の問題もあり。お話しする機会があればぜひ参加したいです。

教育の“あたりまえ”を実践する大空小学校[30代女性・画伯ママさん]

「大空小学校は特別なことをしている学校なのではなく、教育の“あたりまえ”を実践している学校なのだと思いました。
しかし、その“あたりまえ”が今の社会では実現が難しくなっていて、その原因は「自分のこどもだけが幸せになればいい」と考えて行動する親の意識と、事なかれ主義が横行する教育現場なのだと思います。
分厚い壁を強いリーダーシップで打破し、大変なこともすべて引き受ける覚悟をもって現場を走り回り体当りでこどもたちと向かい合う木村校長先生のような教職者が今の日本社会にどれくらいいるのでしょう。
そして、大空小学校のような均質ではない、または高学歴を目指さない学校に我が子を託そうとする保護者がどれくらいいるのでしょう。

障害のある子も家庭の事情が複雑な子も、あたりまえに一緒に幸せに暮らせる社会、それはすべての人にとって幸せな社会になるはずなのに、幸せな社会を作ろうとする“自分”が今の日本社会には不在なのではと考えます。
大空小学校では、そういった“自分”を育てる教育をしていました。これこそが真の未来のための教育なのだと私は思います。
これからは自分の子どもの通う地域の学校を“自分”の学校として主体的に関わり、みんなが幸せな社会を目指したいです。

素晴らしい映画を上映していただき本当にありがとうございました。」

子どもと観たい![40代女性・あくびさん]

朝から身につまされました。
校長先生に怒られている座親先生が自分に見えました。
毎日感情的に怒りすぎてそのうちおかあさんをクビにされてしまうかも…と。
子どもにはこんな風に語りかけたらいいのか、先生方はこんな風に悩みながらも子どもや保護者に接しているのかと、色々教えてもらったり考えさせられたり。

自分自身の振り返りの時間でもあり、社会を知る時間でもあり、子どもたちの気持ちを垣間見る時間でもあり、先生方の信念に恐れ入る時間でもあり…

学校がかわれば地域もかわって社会もかわっていく、って言葉では一言ですむけど、すごい大変な事ですよね。
それを諦めずに信念をもってすすんでいく校長先生はじめ、諸先生方に頭が下がりました。
たった2人の子育てにひーひー言ってる場合じゃないな、と。
比べられる話じゃないけど^^;

今日の映画、子どもと一緒にまた観たいです。
幼稚園でできていることが、小学校ではなかなかできていない気がしています。
映画にもあったように、中学へあがったらまたもう少し難しくなって、またその先へその先へといくうちに今の社会ができていってしまってるんですよね。どうしてそうなっちゃうのか。
子どもと一緒に考えていってみたいです。子どもたちがこれからの社会を作っていくんだし。

社会の一員として、一緒に考えて向き合っていかないとなぁ、なんて思いました。
素敵な映画に出会わせていただきありがとうございました。
それにしても、1/2成人式のマサキくんには泣かされたなぁ。
うちの4年生、あんな風に反省すべきを心から反省できてるかな(T_T)
なりたい自分ってのを持ててるかな(T_T)
すごかったなぁ(T_T)

小さいうちから共に過ごすことの大切さ[30代女性・micaさん]

先日の映画会、是非もっとたくさんの方に見ていただきたい映画だなぁと思いました。

先生方の苦労は計り知れませんが、障害のある子だけに重きを置くのではなく、周りの子どもたちを育てるというのが本当に大切であることを教えてもらいました。

共に過ごす、ということを小さいうちから経験できるのとそうでないのとでは、全く違う価値観を持って成長するのではないかなぁと思いました。大きくなるにつれ、色んなことを柔軟に受け入れることができなくなるからです。

セイちゃんの背中をずっとさすってくれていたクラスメイトの男の子や、ユヅキが答案に「わからない」と書いた事を指摘した隣の席の男の子もみんなセイちゃんやユヅキが居たから色んな事に気づける子になったのだと思います。

全ての学校があんな風になることは、難しいけれど不可能なことではないという希望を持たせてくれるような素敵な学校でした。

 

sukasuka-ippo代表・五本木愛の視点

この「みんなの学校」上映会を開催するにあたり、当事者としての想いというのが強くありました。それは…

支援教育の根本はとは何か?

どうしても当事者本人に対してのサポートや配慮に重きを置くことが最優先されている現状に、少し別方向からの視点も持つべきではないか?それをみんなで考えるきっかけになる映画だと考え、今回の上映会開催に至りました。

確かに、個別での療育や個々の特性に応じた適切なサポートや配慮はもちろん必要です。
しかし、社会で生きていくには地域、つまり周りのたくさんの健常者の方たちと共存していかなければなりません。それには、当事者本人の努力も大切です。それにプラスαして少しでも多く、偏見や差別なく共に生きていることを当たり前と捉えられるお友だちや理解者を増やしていくことも個人に対してのサポートや配慮と同じくらい大切になってくると思います。

大空小学校は児童数も少ないから可能だけれど、もっと子どもが多い学校では難しいとか、あくまで理想論だと考える方もいらっしゃると思います。
でも、これは当事者である私たちにとっては切実な問題であり、地域や学校と一緒に本気で取り組んでいきたい!という強い願いでもあります。
後回しにすることも、そのまま通り過ぎることも絶対にしたくない。今よりもっと良い支援教育の形・地域での生活の方法を探したい!そんなふうに思い馳せながらこの映画を観ている保護者がいること、そういう私たちの声をこの横須賀でもっと響かせたいと思います。

「大空小学校は安心しておれる場所だから」校長先生のこの言葉がとても印象的でした。[30代女性・sukasuka-ippoメンバー・misa]

自分が安心して学校に通えること…それって簡単そうだけれど一番難しいことなのかもしれません。学校に来られても校舎には入れない戸惑い、校舎には入れたけれど教室へ入ることの勇気、教室に入れてもお友だちを信頼できない心…本当にいろいろな思いを抱えているのかなぁと感じました。

そういった戸惑いや勇気、信頼などを当事者だけでなく、どうしたら良いのかをみんなで考えていく。先生やお友だち、みんなで作っていく学校。それがとても良く伝わってきました。

大空小学校のような学校が、地域や社会にも広がり、自然と助け合える、そんな世の中になって欲しいと強く思いました。
本当に素晴らしい映画に出会い、勉強になりました。

校長の『あなたがいたからみんなが変われた』にずきん![40代女性・sukasukaメンバー・がらっぱち]

2回見て、泣けるポイント、ほぼ変わらず(笑)
校長の『あなたがいたからみんなが変われた』みたいなニュアンスの言葉。そこがずきんときました。

正直、見終わっての感想は、障害児の親御さんや健常児の親御さんに見てもらいたいというよりも、横須賀の小学校の先生と教師を目指している学生、いや、子供たちに見てもらいたいかな、と思いました。やっぱりね、観て、感じ取ってほしい、それだけっす。

障害のあるわが子を重ねて鑑賞[40代女性・sukasukaメンバー・reiko]

障害児の親の私は、常に我が子と重ねながら観てしまいました。

こんな学校なら通わせられるな、こんな先生方なら安心して預けられる、こんなお友達の中で過ごすなら笑顔でいられるかな、など。それにはやはり校長先生の強い思いや指導が大切なのだと、感じました。

今、今年、養護学校に入学したダウン症のナツ。私はなぜ、普通の小学校に我が子を入れずに養護学校にしたのか、なぜ、養護学校なら安心して通わせられるのか、と考えたのかを振り返ると、私は過保護なのかもしれませんが、根本の部分で普通の小学校の先生を信用していないからなんだな、と正直思いました。障害児に対する理解や周りの子供への指導、先生の熱意が、必要です。

我が子をいつも笑顔で楽しく学校に通わせたい、先生を信頼したい、息子を理解してほしい、私のその気持ちを今の小学校にぶつけることはできないのでは、と思ってしまいます。勇気を出して我が子を通わせる気持ちになれないのです。

大空小学校のような学校を増やすために、この映画をすべての先生の観てほしいです。そして感じてもらえたらいいな、と思います。

理想としてのインクルーシブ、手厚い個別指導も必要[30代女性・sukasukaメンバー・Kyoko Aoyagi]

健常児、配慮が必要な子どもたちすべてが、安心できる場所を作ることに校長先生自ら尽力されている姿には頭が下がります。
安心できる場所と温かく子どもたちを見守る目があってはじめて子どもたちは成長できるのではと感じます。

しかしながら実際は、中学校からは特別支援学級・学校へ転校しなければならないという場面もあり、これも現実。その場面もしっかり描かれていたのは好感がもてました。

インクルーシブ教育は理想ではありますが、特別支援教育ほどの手厚さは期待できません。児童によっては、ついていけない授業のクラスにいるのはしんどく、個別指導が必要であったり、小グループで精神状態が安定する児童もいます。。

理想はインクルーシブでも、現実は分離教育も必要なのでは?というのが率直な感想です。

校長先生の「マルっ!」この一言、大好きです![30代女性・sukasukaメンバー・ゆかねこ]

今回、主催者側ではありましたが、私自身この映画を初めて見させていただきました。
すべての子供たち、教職員、地域の人たちがチームとなって、お互いに学び合う。きっとこれは、何も新しいことなんかじゃなく、教育の原点であり本質なのだと思います。

「マルッ!」この一言、大好きです。

ちょっとのことでも、ひとつできたらこうやって声掛けをしてあげる。子どもたちにとってとても分かりやすく、力が出る言葉だと思いました。

私も息子の就学を間近に控え、学校選びに悩んでいる今、この映画にたくさんのヒントをもらったような気がします。

上映会全般についてのご意見・ご感想[上映会当日アンケートの集計結果]

*音も大きすぎずとても聞きやすかった。
*駅から近くて良かった。
*主催者側も観客も整然と上映時間を待つなど、会の進行上スムーズな運びと感じた。
*車で移動が多いので、駐車場のもう少し多い方が嬉しい。
*椅子を並べる会場のお手間もあったかと思います。この機会を作っていただきありがとうございます。
*駐車場がいっぱいで近くの駐車場を探していたらギリギリになってしまった。
*強いて言うならば、会場がどうしても段差がないので前の人の頭で見にくかった。
*1人でも気兼ねなく参加できた。
*場所・時間帯も良かった。
*椅子を前の人の頭にぶつからないようにズラして置いてくれてとても見やすかった。
*下の子どもを連れて、途中ベビールームへ退出したりして抜けてしまったので、ベビールームにモニターがあると助かる。
*支援教育に携わっている方、障がいのある子どもを持つ家庭の方は興味を持つかもしれませんが、それ以外の方々にも見ていただけるよう宣伝していただきたい。
*回数、観る場所が増えたら良い。
*おしりが痛かった、クッションの持参を呼び掛けたらどうか。
*申し込み方法がわかりにくい。
*交通案内が少なかった
*子どもが学校に行っている間が都合が良い。
*子ども、主人にもぜひ見せたい。土日祝も開いてほしい。
*回数を増やしてほしい。
*先生たちに見てほしい。
*学校で上映してほしい。

[有効集計枚数/228枚]

2016.10

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『自分たちが足りないと思うこと、欲しいと思うものを自分たちで作り上げていく』を現実に!夢を1つずつ叶えるために!
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