わずか575gという超低体重で生まれた我が子。大きな病気を患うこともなく、現在5歳。年長さんになりました。すくすくと育ってはいるものの、バランスが悪いのかまだ自分の力では歩けません。
就学に向けて、なんとか自力で歩きたい!
ということで、年長になりこれまで使っていたものが小さくなってきたのを機に下肢装具と補助具を新調しました。
まずは、小さい頃からお世話になっている理学療法士さんとリハビリ&相談しながら作った歴代の下肢装具&補助具から紹介します!
初めて作ったのは『サスウォーク』
こちらはサスウォークというシューズです。
足首が安定せずつま先立ちになりがちだったので、それを補正してくれるシューズです。
これは、理学療法士の先生に教えてもらい、装具外来などを通さずインターネットで購入しました。
年少~年中使用の下肢装具は専門業者さんに注文
これは、下肢装具の専門の業者さんに来てもらい、正確にサイズを計ってもらい作ります。
シューズよりも丈が長く、膝から下をしっかり固定してくれます。つま先、足首、脛の3箇所をテープで止めます。
ぴったりと着用するため、初めのうちは窮屈そうでしたが、毎日の療育で着用しているうちに馴れてくれました。
自分で色や柄を選べるのも魅力です。
▼この時は最新のデニム柄にしました!
年少~年中にかけて使っていましたが、やはり成長に伴い足は大きくなるもの。年長に上がる前に作り替えることに。
そして年長で新しく作った下肢装具がこちら!
本人の希望で、黄色地のヒョウ柄(笑)です。
このように下肢装具を使い、毎日の療育やリハビリで歩行練習を重ねてきたおかげで、何かに掴まって歩くことが上手になってきた息子くん。
ですが油断すればコケて顔をぶつけたり、危なっかしい毎日でした。
杖……!?そうか、杖か!!
もっとうまくサポートしてあげられたらいいな…と思っていた時、当時同じクラスだったひとつ上の女の子が、杖を持って歩いているところに遭遇。
彼女も、下肢装具を使用している子でした。お母さんに話を聞いてみると、「もうすぐ小学校だし、ちょっとでも自分で移動して欲しいから」と。
それを目の当たりにした息子も刺激され、「あれかっこいいね!」となんだかいい反応。
使いこなせるかどうかはともかく、思いきって作ってみよう!と決めたのでした。
そして出来上がったのがこれ!
輪っかになっている部分に腕を通し、グリップを握って使います。転倒した時のための保護帽も一緒に作りました。
それぞれ色は本人に選ばせました。なかなか気に入っているようです。
装具の上から履けるオーバーシューズ
履き口ががばっと開くので、履きやすいし、装具だけの時よりも滑りにくく、底面積も大きくなるので安定しやすいそうです。
ということでフル装備がこちら!いい感じ!
車椅子という移動手段も視野にいれて練習中
どんな形であれ、自分の意思で行きたいところに移動できる、という手段があれば、
きっと今の何倍も視野が広がるんじゃないかな。
本人が、ストレスなく、自分に合った方法を見つけるサポートをこれからもしていきたいと思います。
役目を終えたシューズ&装具たちは…
なお、役目を終えたシューズ&装具たちは、横須賀市療育相談センターに寄付させていただくたことにしました。
以上、新しく装具を考えている人たちの参考になりますように…
2016.05