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【ライフハック】ダウン症のお兄ちゃんはなんでもゆっくり。妹・ハナのちょっと寂しい気持ち

投稿日:2016-07-16 更新日:

ハナとナツ

ダウン症のナツ、妹・ハナは2歳下

ダウン症のナツは武山養護学校小学部の1年生。ナツには2歳下の妹・ハナがいます。
ハナは近所の幼稚園の年中さんです。

ハナが生後11ヶ月で歩き始めた頃、ナツは3歳ですでにスタスタ歩いていました。

でも、その後は…

階段の登り降り、ジャンプ、片足ケンケン、着替え、うがい、お喋り、オムツを取るのも、どんどんハナに抜かされていきました。

なんでもできるハナと時間がかかるナツ

特に練習することもなく、自然にいつの間にか何でもできるようになっていったハナ。

一方、ナツは療育相談センターで専門の先生に見てもらいながら、ゆっくりゆっくりできるようになります。ジャンプひとつとっても、できるようになるまでには長い長い道のりでした。

そしてナツが何かひとつできるようになると、母親の私は嬉しくて感動して、たくさん褒めました。

ハナの寂しい気持ち

でもある日、私はハナの寂しい気持ちに気付きました。

なんでもスムーズにできるようになったハナ。とっくにできていたのに、それを褒めるタイミングはありませんでした。

いけない、と思っても気づくとできているので褒めるタイミングを逃してばかり。「ハナは偉いね、ひとりでできて!」と褒めるのがやっとでした。

最近のことでいえば、ナツが自分からオシッコを教えてくれた時、言葉で気持ちを伝えてきた時、私がナツを褒めているのをハナは近くで見ていました。

「ハナも褒められたい!」

「ナツは褒められていいな」「ハナはもっと上手にできるよ!」など、私に訴えてくることもありますし、時には泣きながら「ハナもナツみたいにママに手伝ってもらいたいんだもん!」とダダをこねることもあります。

母の私は日々、反省。

ナツのことでいっぱいいっぱい私を助けてくれるハナに私は甘えてばかりです。

ナツのこと、小さいハナもわかってる

ハナはまだ小さいながら、ナツがみんなと違うことに気付いています。

我が家ではダウン症という言葉も普通に使います。

この先まだまだ、ハナは色んな気持ちを経験しなくてはならないんだろうなと思います。

今は仲良し、支えあう兄妹

今のところ兄妹はとても仲良しです。

ハナがまだ3歳になったばかりのこと。幼稚園に入る前に、とても驚いた出来事がありました。

あれはハナの幼稚園の入園説明会だったと思います。その時、私はナツとハナの2人を連れて参加しました。

保護者は1階で入園の説明を聞き、子どもたちは2階の教室で遊んで待つ、という流れでした。

ナツはその時、ひまわり園の年中さん。階段を登るのはなんとかできていましたが、下りるのはとても苦手でした。でも、ナツも他の子と同じように2階に行きたそうだったのでハナと2人で階段を上って行きました。

その間、私は入園説明を聞きながらも、2階の子どもたちのことが気になっていました。

そして説明会が終わる頃、2階から子どもたちがどんどん降りてきて、自分の親の所に戻っていきました。でも、うちの2人の子どもだけが全く降りてきません。

心配になった私も2階に行こうと思い、階段のところへ行くと、ちょうど3歳のハナがナツの手をひいて、一段一段ゆっくりと降りてくるところでした。

ナツの片手は階段の手すり、もう片方の手はハナが支えていました。

私は、驚きと感動と切なさみたいなものが入り混じった複雑な気持ちで、ハナにお礼を言いました。

そして、その光景が今もずっと忘れられません。

障害のある兄弟を持つ子の気持ち

障害のある「きょうだい」を持つのはその子の運命で、その子の気持ちはその子にしか分かりません。

ナツにもハナにも、そして私たち親にも、まだまだこの先、いろんなことがあると思います。

私は今、ハナの気持ちを聞いてあげるために、何でも話せるような母親でいたいと思っています。

2016.07

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